赤字は知人の書き込みの引用 ついでに☆もつけてみた。
☆概論的なお話としては、田坂広志さんの『未来を予見する』あたりと絡めて、『歴史や思想、テクノロジーってのは、らせん構造をたどる』みたいな感じかな。 田坂さんのが、現代的な具体例がある一方で、かなり抽象的な方向性を書いていたのに対し、こちらは、歴史のお勉強に近い?
田坂さんのフレームワークで解釈してみるということ?→この本はヘーゲル的すぎる(弁証法という意味で)...ヘーゲル的が好きかどうかというのはともかくとして...
→田坂さんのフレームワークで、どうみるかは謎。メジャーなフレームワークだし、アタリがどっぷりなのは自明と思ってる。そこに何を足せるかな?
☆で、キーワードは、ノマド・クリエーター階級・超帝国・超紛争・超民主主義。あたりかな。 オブジェ・ノマドというところから、日本ではipodやiphonの普及もその流れの一環? しかし、この本を読んでいると、『攻殻機動隊』のイメージがでてきて、しょうがないのよね。
ノマドという言葉がこの本以降で流行ってるように見えるけど、ノマドとはどの範囲で捉えるべき?企業通貨はポイントと捉えると、一時的に利益と売上を増やすものだったけど会計基準の変更で落ち目と解釈してます。地域通貨は税金との関係がやっかいだけどRMTも絡めて検討が必要?
☆確かに“ノマド”の定義って、難しいですよね。 安易に解釈すると、旅人、流浪の民みたいな印象も持てるし、定住地を持ちつつ、旅をしているン人も含むのかな? 《超紛争》の章だと、『侵略者』ってイメージもあるのよね・・・。
→フリーランス社会の到来というのは、大企業→個人の世界という意味で、ある種の必然にも見えるが、一方で勝者総取り社会に近づくと、”多くの”人が食えなくなるという状況でもある。これが資本主義の限界点なのか?多くのものを少しづつ分け合うかどうか。一方、歴史的な視点でみると、貧富の差は明らかに縮小しているはず。
☆個人的な推薦図書としては『3つの原理』ローレンストーブ著 と絡めても面白いかな。 そっちは『ビッグピクチャ』という視点から、時代・性別・階級の3つの視点から、時代予測をしていくモデル。 《http://d.hatena.ne.jp/solt/20090715/p1》
☆自分のお仕事と絡めて見ると、『資本主義・経済の未来』ってとこかな。 一つの方向性としては『マネー資本主義的な方向性がどんどん進行していく』 ⇒ 個人の自由を最大限に助長する。 もう一つの方向性は『地域のコミュニケーションや、無償(ボランティア)の経済活動』というのも見逃せない。
マネー資本主義はただの資本主義とは別の概念?
進んだリバタリアニズムをマネーという言葉に載せたの? →マネー資本主義というかただの資本主義とのこととのこと。ちなみに、進んだリバタリアニズムというのは、いわゆる超自由主義のこと、フリードマン的な。
☆例にあったのが、企業通貨が世界を席巻する。 企業からすると、“ロイヤリティ”を高める効果もあるしね。 それから、世界通貨という概念や、この本にはなかったけれど、“地域通貨”という発想も面白いかな。
☆エンデの遺言に関しては、ちゃんと書いたことがなかったと思うので、とりあえず《http://d.hatena.ne.jp/solt/20091002/p1》あたりを参考に。
☆エンデの遺言 by NHKスペシャル動画 《http://www.youtube.com/watch?v=3YeagjqoDpk》 も面白いよ〜。(全6ファイル)
☆ちなみに、地域通貨等々のお金を考えると、『利息のつかないお金』と『減価するお金(逆負の利子とでもいうのかな?)』というキーワードも面白い。
減価するお金というのはインフレのこと?投資をしなければいけないインセンティブとしてのインフレと利子イスラム教での投資推奨という思想
ユダヤ、キリスト、イスラム、それぞれの宗教での利子の見方
→お金をそのまま持っていてはいけなく、投資しないといけないという思想はいい思想。この思想をもった社会は栄える可能性が高い。
☆『減価するお金』や『負の利子』について、情報収集。 シルビオゲゼルやフィッシャー、ケインズの一般理論を読んでみるが、数式が多くて、頭痛い・・・(笑) とりあえず、スタンプ貨幣を調べてみるか・・・(-。-)y-゜゜゜
→フィッシャーって、ケインズの一般理論を、数学的に説明した人だっけ?うーん、わからん。
☆《個人用メモ》 ゲゼルの考える“自由貨幣”は熱力学第2法則 エントロピーの法則に従って、無秩序 or 消散への傾向がある。 お金は、永久不滅のものでいいのか?(インフレ、デフレは、ここでは考慮しない)
☆《個人用メモ》 スタンプ貨幣および、消滅貨幣のコストは、一つは、保有税というシステム。 つまり、『お金を使わなければ、コストがかかる』たとえば、12か月以内にその貨幣を使わないと、スタンプが一個減る(管理所にいって、スタンプを押してもらわないと使えない。)
☆《個人用メモ》 1932年 スイスの国境にあるまち“ヴェルグル”では労働証明書というものを使って、100%セントに近い就労率をあげていた。 のちに、オーストリアの中央銀行による訴訟によって、この制度は潰された。
→この手の制度は、結局、部分最適な気がする...ただし、小さな単位での経済システムというのは、システムの無駄が減るので有効だけど、現実的ではないと思う。
☆《個人用メモ》 ケインズの一般理論においても、14章の『古典派の利子率理論』や23章『重商主義、高利禁止法、スタンプ貨幣および、過少消費理論に関する覚書』で、そのような事に触れている。
→みてみなきゃ...φ(。。
☆《個人用メモ》 ゲゼル理論は、利子率と資本の限界効率を峻別し、実物資産の増加率に限界を画すのは利子率だと論じる。 『貨幣 − 利子率 = 正の値』 原則として、利子率は一定の値(変動幅が一定)であり、実物資産ストックの増減にこそが重要。
☆《個人用メモ》 ケインズによると「貨幣 − 利子率 = 正の値」という裏付けがない。 流動性選好という概念がない。 流動性プレミアムを持つのは、貨幣だけでない。 他の商品との違いは、程度の違いにすぎない。 貨幣の重要性は、『流動性プレミアム』においてのみ。
☆《個人用メモ》 現代経済学における、ゲゼルの役割は大きくない。 ただ、“減価するお金(スタンプ紙幣)”という考え方は面白い。 限定されたコミュニティで使う“貨幣”としては、有効性が認められる(お金は、使うことによって価値があり、それによって経済が回っていく)
☆企業のポイントに関しては、以前の記憶が正しければ『負債勘定』にはいるんでしたかな? その辺の運用に関しては、企業に任せるしかないとして、時代が進んでいくと、そういう通貨(?)に関連する評価会社のようなもの(信用機関)や、現通貨との交換レートを決定する会社がでてくるんでしょうね。
RMTをオフィシャルにしてるとこはいっぱいあるけど、RMTは既存の税制度の上にないし、会計上もまだ手探り。ポイントはポイント積立金を資産に計上しておくのかとおもってた。会計はよくわかんないけど。
☆そういや、RMTに関しては、2,3年前にネットでみたら、アメリカかどっかで2社くらい、リアルマネーと交換する会社があったような記憶も・・・(ちゃんと調べたらもっとあると思うけど・・・。)
☆ポイントカードに関する会計処理 1。 http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/dai2/siryou/20080618-1/01.pdf
☆ポイントカードに関する会計処理 2。 http://www.a2msn.jp/static/upload_file/portal/essential/tax_accounting/pdf/02/story/tax_accounting_02.pdf
☆ポイントカードに関する会計処理 3。 http://www.shinnihon.or.jp/knowledge/account_co/account/opinion/33/story/01.html
☆ポイントカードに関する会計処理まとめ。 ポイントの期間(使用期限)にもよるが、『販促費』および『引当金』にて処理。 平成20年6月現在においては、金融庁から明確な回答なし。 とりあえず、個人用( ..)φメモメモ
そもそも思想とテクノロジーは分かるけど、歴史ってなんだろう?
☆歴史の定義って難しですよね。 過去にあったことが歴史ということもできるし、『為政者の都合のよい過去の出来事』って見方もできるし・・・。 うーん、言われてみと、歴史ってなんなんだろう・・・(・o・)
歴史は過去の集積だとして、実利的には
未来の予測にしか使えない
おたく的な愉しみにはつかえるもの?
何が過去と似てるのかは未来しか分からないのは事実だが、過去を覚えてる種がここまで繁栄してるのは、やはり過去の体験を主体的に活かせてるからだろう。うー。どう予測できるの?