2012年11月18日

ユーザー経験

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(下の布をポンポン叩くと光の玉がいっぱい表れるもの)

プロジェクション・マッピングというものがあります。東京駅でのプロジェクション・マッピングは話題になったのでご存知のかたもいるかも知れません。要はプロジェクタなどで、建物などに映像を映し出すというものです。実はそれだけでは面白く無いので、カメラや様々なセンサーを使って、観客の動きに応じて動きをつけるといったこともプロジェク・ションマッピングでは行うこともあります。つまりただのコンピュータ・グラフィックス(CG)でなくて、インタラクティブ・アートとでもいうようなものですね。


残念ながら、日本では広告規制の影響か、このようなインタラクティブ・アートやプロジェクション・マッピングがあまり行われません。海外ではでかいテレビなどがビルにいっぱいついていて動画が使われていても、日本では、ビルの壁面の一部にしかテレビ(?)がついていないし、そのためかデジタル・サイネージといっても、このような壁面の一部へのテレビか、せいぜいが32インチくらいのテレビをビルの入り口などに置いて画面を映し出すといった程度のものが多いと思います。CMの側面を持つインタラクティブ・アートといったものは本来は需要が多そうなんですが残念です...

#最近、都会を見ていないので、1,2年前の情報ですが^^;;


とここまでが長い前フリです。昨日、モリコロパークに行ってきました。モリコロパークには児童館という子供が遊べる建物(中学生以上は一人300円)というのがあって、うちの子供はよく行っています。そこで、名古屋市立大学と大同工業大学の学生さん(?)が作ったコンピュータを使った(一部コンピュータなし)期間限定のインスタレーションがありました。


展示の多くはカメラでユーザの動きを見て、処理して、それをプロジェクタで映すというインタラクティブ・アート(?おもちゃ?)でした。見ていると、ほとんどのプログラムは半日〜3日くらいで作れそうなものばかりでした。ただし、カメラだけでなく、マイクや感圧センサ(?)などを使ったり、カメラもそのまま使っているわけではないものなどがあり、子供がよろこびそうなものに仕上がっていました。

実際に多くのおもちゃ(?インタラクティブ・アート?)に、2歳〜7歳くらいの子供(←この建物のメインターゲット)が食いついてめちゃくちゃ遊んでました。やはり、パソコンの画面でなくプロジェクタで映す(しばしば壁面でなく机の上に映す)という部分や、単にカメラでの動体検知という以外のアクションというのがウケているようでした。


子供たちの遊び方を見ながら、決してアート性やプログラミングのスキルは高くない(かもしれない。実は高いかもしれなくて、そしたらごめんなさい)のに、ユーザー経験への理解というものがかなり重要なんだなということがよく分かりました。

いやー、XBox360・PS3とWiiの違いとをしばしばクリエイティブな事例としてあげてながらも、ユーザー経験というものをナメてました。ちょっとしたユーザー経験の差が、子供をここまで夢中にさせるとは...

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(マイクに自分たちの画面が写っていてその上に音のウェーブレット変換した波形のようなものが映っているが、マイクで大きな声を出すとその波形が変化するというもの)
posted by やまざきしんじ at 16:35| Comment(0) | 日記

2012年11月16日

未来予測についての2つの軸と4つの立場

今日は名古屋アウトプット勉強会という読書会に参加してきます。今日の課題本はリンダ・グラットンの「ワーク・シフト」、2025年の働き方を考えてみようという本でかなり人気のある本です。



2025年というと、これから約10年後..近い未来です。ちなみに、私が未来を考える時の一つの指針になるのはレイ・カーツワイルの「ポストヒューマン誕生」です。ワーク・シフトの中でもカーツワイルの名前は出てきますが、ワーク・シフトではあまり技術の変化を重視していないように見えます




ちなみに、未来予測の本というのはいろいろありますが、未来について考える時の一つの大事なポイントとなるのは、自分はどういう考えのもとであるのかということです。これを意識しないと、自分の考え方にあう情報だけを集めてしまいます。また、結論の中に潜んでいるものが、自分の主張なのか、比較的客観的な予想なのかを勘違いしてしまいます。


この指針としては、以下の2軸がいいでしょう。

グローバルの2つの軸.001.jpg

左右は文字とおり右派か左派かです。右は自由を重視し、基本的に自己責任を重視します。政治の場合はどう経済全体を盛り上げるかを重視しがちです。左は再分配を重視し、相互扶助を重視します。政治の場合は富の再分配と格差解消を重視します。

また、上下は、上はグローバル化、下はローカル化です。グローバル化は世界はグローバル化に突き進んでいてそれを防ぐ方法はないので、グローバル化に乗り遅れないことを重視します。また、多くの場合はテクノロジーを信用しています。ローカル化は世界のグローバル化は止めることが出来ると思っている派で、地域ごとの伝統を重視します。赤字は適当に代表的なイメージを書いてみました。


未来の予測やこれからの働き方を考える時や他人と話す時は、自分が(そして相手が)この2軸のどのあたりに位置づけられるかを意識しないといけません


ちなみに私は超グローバル派で、中立よりほんの少し左というよくあるリベラルだと思います。ちなみに再分配というのは「金持ちから取りましょう」という意味では使いませんし、再分配を主張するだけは誰にでもできて価値がないことと信じています。

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2012年11月13日

トリミングとコラージュっぽい切り取り

せっかくなので試してみました。忘れないうちに...

元画像。(テーマは箱から出るです!)
箱から出てる.JPG


土曜日のライフハック研究会では、トリミングを少しして使いました。こんな感じ。
箱から出てるトリミング.JPG


コラージュっぽく切り取るとこんな感じでしょうか。箱も写さないといけないので、切り取り方が難しいです。普段はもっと効果的にできそう。

箱から出てるコラージュ.JPG

なるほど、このコラージュ的切り取りはやっぱりアリな気がします。これからプレゼンはこっちで。
posted by やまざきしんじ at 17:31| Comment(0) | 日記

名古屋ライフハック研究会参加してきました!

11/10の土曜日に「名古屋ライフハック研究会Vol.20」に参加してきました。今回は、ゲストの美崎栄一郎さんの「結果を出す人の机術」がテーマ。美崎さんの講演の後に、グループワークをして、それぞれの机術について語るというものです。


これまで整理本はいろいろあったのですが、オフィス周りの机術というのは斬新な視点ですね。会社によってはISMSやらPマークやらの制約があってそのまま適用できない部分もありますが、ポイントは机の整理というよりも仕事の進め方書類のストックとフローを意識することで仕事を効率的に行なっていくということがポイントでしょうか。結局、仕事はここに行き着きますよね。っと、どこまで書いてしまっていいのかわからないので、内容についてはここまで。

ちなみに美崎さんの講演は内容もですが、伝え方が上手いですね。今回は「**くん」のようなキーワードを使って、可愛らしく、そしてイメージしやすい言葉を主軸に解説されてました。今度、真似してみよ...


その後は参加者の皆さんのLT(ライトニングトーク)内容は...BUSHIDOUさんがブログにうまくまとめてらっしゃいます。


今回の発表の中で一番、気になったのは、そのBUSHIDOUさんの発表です。バングラディシュでのマザーハウスでの経験を発表されていましたが、視点やまとめ方が素晴らしい。そして、プレゼン資料も上質でした。美しいだけでなく笑いも取れる資料です。さすがBUSHIDOUさんといったところです。ちなみに基本的に写真をトリミングしていたのですが、あえて少しフチを残すトリミングというのがコラージュっぽくて美しかったです。これも、今度パクります...


ちなみに私もちょっとだけ発表をしてみました。その名もずばりズームメソッドです。内容は...また、別エントリで改めて書きます^^;;

この内容を皆さんに聞いていただけたのは嬉しかったです^^)// 滅多に参加しないくせにLTしちゃって、どうかな??と思っていたのですが、まぁ、まっすぐGo!と勢いで行ってしまって正解でした(たぶん)


ちなみに、今回はKeynote Remoteというアプリを使って、iPod touchを使ってリモコンの代わりにしていたのですが、上手くいけばいいのですが、PCがスリープになると切れてしまうことが多く、そのたびにリンク切断→再接続という処理をするので大変でした。また、今回は短いプレゼンでしたが、2時間コースの場合はiPod touchの電池も危険ですのでご注意を..


ちなみに次回の名古屋ライフハック研究会は12月8日です。詳細、お申し込みはこちら

posted by やまざきしんじ at 16:15| Comment(0) | 日記

2012年11月12日

「ソリューション営業の皆様、お疲れ様でした!」の件

今月号(2012年12月号)のハーバード・ビジネス・レビュー(日本語版)には、「ソリューション営業は終わった」という特集がありました。

ソリューション営業という言葉は、日本では(そして日本以外でも)「プロダクトを売るのでなくてソリューション(解決)を売る」という営業モデル、言い換えると「お客さんの問題にフォーカスして、自分ところの商品を押し売りするわけじゃないですよ」ということになります。まぁ、実際にはほとんどできていないとおもいます。


客はドリルが欲しいのでなく、穴があけたいのだといったことはよく言われています。そして、今の顧客は穴を開けるための方法はインターネットを使って調べることができるので「この製品は穴が上手くあけられますよー」という提案をしたところで、そんなことは分かっているわけです。また、最近は製品のマニュアルがインターネットに置いてあるものも多いです。また高価な製品の場合はメーカーに連絡すれば、試用版の貸し出しと共にデータでマニュアルをもらえることも多いです。


つまり、営業が「お客さんの問題にはこういう解決方法が...」という話をしようにも、お客さんは既に自分の問題の解決法も知っているので、後は「すみません、御社の型番***の商品の値段だけ、頑張って値引きして限界価格で持ってきて下さい。他社と相見積とってますので」という世界に近づいているのです(もしくはしばしばなってる)

もちろん、同一製品で様々な商社からという場合には、早く案件を察知したベンダーがメーカーにいって「特価で!」とかいう昔ながらのことがあるかもしれませんが、それにしても結局メーカー間の争いがあるわけです。

つまり、ソリューション営業はお客さんの問題に対して解決方法を教えてあげることをしてたつもりだったのですが、お客さんの情報収集能力が上がった結果「ただの価格競争」になってしまったということですね...

いやー、素晴らしい(苦)



IT業界ではクラウドの流行によって、収益源に成りうるリプレース案件というものも減っていき、ただの価格競争になっていき、しかも激しく単価が下がっているわけですが、みんながクラウドショックを受けている間に、こんなに恐ろしい影が裏に潜んでいたわけですね...


ちなみに雑誌の記事では、これに対抗できるのはお客さんに変化をさせることができる営業ということを述べていました。つまり、お客さんにニーズが顕在化してからでは全然遅いよ、ということですね。

そんなことが出来る営業はあんまりいないので、大半の営業さんは赤い海の中に飛び込んでいって、会社全体としては厳しい状況が進むわけです。いやー、インターネットって本当に素晴らしいですね(w


情報格差によって、販売側から購入側へ力が移ってきたというのは、kakaku.comによって家電量販店の利益が削られているという話と同様ですね。どうやって、壁を作るか、これを考えないとVAR(Value Added Reseller)は大変なことになるわけですね。
posted by やまざきしんじ at 15:46| Comment(0) | 日記

2012年11月05日

10月の読書記録

10月 の読書記録

忘れてました、読書履歴書くの^^;;11冊読了になってますが、CPスノーの「二つの文化と科学革命」は既読の本を古本で買っただけなので10冊読了です。面白かった本は文句なしで「貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える」です。これはかなり刺激的な本でした。

あと、「ワーク・シフト」はいろいろな人が薦める本ですが、やはり刺激的でした。未来の予測は、もっとハイパーIT化の並に巻き込まれると思うのですが、それでも未来の自分のワークスタイルを考えるためには、良い刺激になりました。

【読書状況】 11 冊読了 / 6 冊購入 【購入費】 7593 円


「第三の波 (1980年)」
アルビン・トフラー 日本放送出版協会 2625 円
読了(2012-10-31)
今更読んでみました。先日もトフラーの別の本を読んだので、こっちも読んでみたのですが。。。面白いですねー。もちろん、正しいことも間違っていることもあるわけですが(そもそも冷戦構造が崩れているというあたりが大きな変化)、それでもこのような昔の予測を今から読むというのはとても参考になります。
答えを知った上で、昔の予測とその論理を読み取るというのは、未来の予測に役に立つかどうかは分かりませんが、刺激的な読書の一つであることは間違い無いと思っています。


「なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想」
フィル・ローゼンツワイグ 日経BP社 1890 円
読了(2012-10-28)

ハロー効果という言葉があります。このハローというのは「こんにちは」じゃなくて、「後光」という意味です。何かの影響で他もよく見える(もしくは悪く見える)というものです。人気のある有名人がCMに出てくると、その商品の好感度も一緒に上がってしまうというものや、サッカーのトップレベルの選手はサッカー技術だけでなく、人格的にもトップレベルだと思い込んでしまったりというものです。
この本はサブタイトルが「ハロー効果という妄想」とありますが、まさにこのハロー効果が企業を分析したり、そこから何かを学ぼうとする時の罠になるということを述べています。
例えば、業績がいい会社は、「就職したいランキング」で上位に入るし、株価がいいというのは当たり前ですが、それだけでなく「社会に貢献してる会社」ランキングでも、「働きやすい会社」ランキングでも上位に来ます。まるで、ベストジーニスト賞が、ジーンズが似合うかどうかでなくて、その時活躍してた芸能人に与えられるのと同様です。
これまでの活躍する芸能人を調査して、そこから芸能人として活躍する条件を調査する時に。活躍した芸能人はベストジーニスト賞を取っているから、「ジーパンが似合うようになることが芸能人として活躍する条件だ」というのは間違っていることは明らかでしょう。
また、企業の単体の業績を考える場合には、後付で様々なことをいうことができます。例えば中心となる事業と新しい事業のバランスについては、
中心事業をメインとして上手くいった場合: 「本来の会社の軸がブレず、集中した」
中心事業をメインとして上手くイカなかった場合: 「古い価値観にとらわれて、新しいことにチャレンジできなかった」
新しい事業にチャレンジして上手くいった場合: 「常に時代をリードするような新しい事業を創出した」
新しい事業にチャレンジして上手くいかなかった場合: 「本業を忘れて、会社のあるべき姿から離れてしまった」
と適当なことをいうことができます。さらに、「顧客志向」という言葉を添えておけば、どの場合も、成功と失敗をそれっぽく語ることができます。
つまり、ビジネス書では、批評サイドから見ると「顧客を見る」「顧客視点」というのは、強力なキーワードということですね。後から見た業績のみで、「顧客」を切り口にいうことができます(売上が上がっている=顧客を理解しているから当たり前ですね)
また、この本では、「戦略」と「実行」についても分析をしています。『「戦略」は正しかったが、「実行」ができていなかった』というのは、CEOを更迭する場合の良い言い方になります。「戦略」と違って「実行」ができていなかったというのは、抜本的な改革も必要とされません。何しろ「実行」はあやふやですから。
ビジネスにおいては、外部環境や運の要因が大きいのは明らかですし、ブックオフの100円コーナーに行けば、死屍累々のIT企業やその他の企業の成功法則にあふれています。トム・ピーターズの「エクセレント・カンパニー」やジム・コリンズの「ビジョナリー・カンパニー」で取り上げられた企業がその後にも同様にエクセレントでもビジョナリーでもないというのは有名です(そして、ほぼ同様にすべての企業とビジネス書が間違っている)
一方で、私たちはそれらの本を楽しく読むことができます。これはストーリーの罠と言えるかもしれません。「ストーリーを消費者に食わせる」ことで相手の思考を麻痺させるというのは頻繁に行われていますが、まさに私たちは「第5水準のリーダーシップ」や「リーンスタートアップ」という成功のストーリーを欲しているだけなのかもしれません。
ちなみに、この本で語っていた世界観は自分の感覚に近かったのです。「エクセレント・カンパニー」や「ビジョナリー・カンパニー」に対する批判は今更という感じですし、しかし、このようなハロー効果はたしかに厳然とあり、ビジネス書を読むのはストーリーを味わうという趣味の一環であるという想いをさらに強くしました。結局、狼男を撃つ銀の弾丸などは存在しないということですよね。


「ハーバード・ビジネス・エッセンシャルズ〈6〉創造力 (ハーバード・ビジネス・エッセンシャルズ 6)」
ハーバードビジネススクールプレス 講談社 1785 円
読了(2012-10-26)
よくあることをまとめた本です。(新書と違って字は大きくない)最初の一冊にはいいけど、それ以上でも以下でもない。
MBA式**といった本でありがちな、まとまりのなさと、普通のことをまとめてみただけ感が満載です:-<


「名指しと必然性―様相の形而上学と心身問題」
ソール・A.クリプキ 産業図書 2835 円
読了(2012-10-25)
メートル原器というのがあります。今は1メートルの定義は光速から定義されていますが、以前はこのメートル原器が1メートルの定義でした。

それでは、”1メートル”が、今の1メートルであるのは必然なんでしょうか?

「メートル原器は1メートルの長さである」
という文章にはどのような意味があるのでしょうか?そして、ここから何を言えるのでしょうか?

これが、本書のタイトルの「名指しと必然」につながります。
「メートル原器は1メートルの長さである」
という時、メートル原器は1メートルの定義なので、この文はアプリオリに真であることが分かります。一方で、「メートル原器は1メートルの長さである」の1メートルが299,792,458分の1光秒であるということは、必然的ではありません(たまたまメートル原器がその長さだったにすぎない)

つまり、「メートル原器は1メートルの長さである」という文は、アプリオリに真なのですが、意味的には必然ではありません。「A = B」という文において、AからBは必然ではないのです。

アリストテレスはB.C.384に生まれた
アリストテレスはB.C.322に死んだ
アリストテレスはアレクサンダー大王の教師だった。
アリストテレスはプレトンの弟子だった。
アリストテレスは「ニコマコス倫理学」の(事実上の)作者である
アリストテレスは西洋史上最も偉大な哲学者の一人である。

といった言説があります。これらはすべてアリストテレスの持っている特性です。すると、「アリストテレス」とは何かを考える時に、これらの事実の総体(束)こそが「アリストテレス」であると考えることができます。つまり、「アリストテレス」はアリストテレスに関する事実の束で置き換えることができるというのです。このような考え方は、ラッセルやフレーゲの考え方です。しかし、上のメートル原器の話は、「A=B」という定義はアプリオリであっても、必然でないことを示しています。つまり、「アリストテレス」をアリストテレスに関する事実の総体で置き換えることはできないことを意味します。

その代わりにクリプキは、アリストテレスを固定指示子で置き換えることを提案します。この固定指示子というのは、何かを名指す(namingする)したものです。このような固定指示子は、「言葉を意味で置き換える」(とでもいうようなこと)が出来ないことを示します。

それまでの分析哲学が唯名論的であり、定義を分析するだけで述べられることがあるとしていたことに対して、必然的・偶然的という概念を組み入れることで、”名前を属性への置換する”ことを制限したということでしょうか。

ちなみに分析哲学講義では、この”名指しと必然性”を分析哲学の前期と後期を分ける分水嶺と位置づけています。


「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」
リンダ・グラットン プレジデント社 2100 円
読了(2012-10-18)


「二つの文化と科学革命」
C・P・スノー みすず書房 2100 円
読了(2012-10-18)
有名な本ですね。図書館で借りて既読でしたが、最近読んでた本で立て続けに引用されまくってたので、買ってみました^^;;


「貧困の克服 ―アジア発展の鍵は何か (集英社新書)」
アマルティア・セン 集英社 672 円
読了(2012-10-13)
経済学者であり、哲学者でもあるアマルティア・センの本です。ノーベル経済学賞を受賞しているので名前を知っている方もいるかもしれません。

センの本は長らく積んどくがあるのですが、より読みやすそうなこの新書から手をつけることにしました。この本は様々なところで語った講演録をまとめたものなのでとても読みやすいです。この本は経済学の本という面もありますが、むしろ「社会がどうあるか、どうあるべきか」を分かりやすく語ったものです。基本的には東アジアを見ながら、インドと東南アジアについて語っているという印象です。

論点としてはいくつかありますが、

1.(国の中で)最も貧しい人びとと、そうでない人びとの分裂
2.人間の権利の保証と公正
3.民主主義

 1については、自由な社会では往々にして「最貧層」がおろそかになります。「最貧層」を救うためには多数決ではなく、倫理に基づかなければならないというのは分かるのではないでしょうか?

 2については3の民主主義と深く結びついています。報道の自由や選挙制度が権利を保証して、公正な社会を作る基礎となります。

 3については、東アジアの価値観はヨーロッパと違い”全体主義的である”ということが言われます。また、独裁的な政治形態のもとで、経済的に成功した国はたしかにあります。しかし、これらが民主主義を緩める(?)ことを正当化するわけではありません。


「スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)」
F・アーンスト・シューマッハー 講談社 1260 円
読了(2012-10-13)


「分析哲学講義 (ちくま新書)」
青山 拓央 筑摩書房 882 円
読了(2012-10-12)
タイトルの通りの分析哲学の入門書です。このちくま新書はいい本揃ってますよねー(講談社現代新書もいい本多いけど)
分析哲学というと、(ラッセル)ヴィトゲンシュタインあたりから、クワイン、デイヴィットソンあたりから現代へつながっているというイメージでしょうか?また、その対象も、典型的な”哲学”の対象である存在や志向性の問題を扱うだけでなく、ロールズのように倫理を扱っていたり、グッドマン(の一部の本)のように芸術を対象としていたりします。
では、分析哲学というのは何でしょうか?手法?対象??
この本ではこの答えを主にヴィトゲンシュタインの論考と探求の考え方を中心軸にして、提示しています。
分析哲学というと、
∃x Px∧ ∀y(Py→Px)
というような論理記号が出てきて難しいといったイメージを持っている人もいるかもしれませんが、しかし、実際には論理記号を使うものというわけありません。(もちろん記述の正確性は重要視されているため、ベルグソンやニーチェのような文章は好まれませんが)
ここまで読むと、「おいおい、こんなの興味ないよ」
という人が大半かもしれません。しかし、分析哲学は、鋭い思考、そして考え続ける、細かい部分まで気を配るという思考態度を身につけるためにも役に立つものです。

例えば、「現在の日本の大統領は女性である」という文はどういう意味があるのでしょうか?
まず、「現在の日本の大統領」は存在しません。すると、この文を存在論という点から考えると、無意味となります。つまり「日本の大統領は女性である」という文は、「1+1=5」と同じく無意味です。しかし、そうであっても、やはり「日本の大統領は女性である」という文は有意味なはずです。
これはどういうことでしょうか?これは
文1 「現在の日本の大統領であるような人物がいる」
文2 「現在の日本の大統領であるような人物は多くても一人である」
文3 「現在の日本の大統領であるような人物は、だれでも女性である」
という3つの文に分解することができます。そして、文1が偽ということになります。
この本を読むことは分析哲学の入門でもありますが、同時にこのような粒度で物事を考えるための練習とも言えます。
思考が粗い方には是非ともオススメです:-b ちなみに著者は、この本は実際に考えて書きながら読んで下さい、と書いています。たしかに書いてみることで、自分の文から様々なことに気づくことができそうです。


「ひつまぶしとスマホは、同じ原理でできている (日経プレミアシリーズ)」
理央 周 日本経済新聞出版社 893 円
読了(2012-10-10)

知人の著者が書いた3冊めの本です。非常にキャッチーなタイトルですね。私は発売日に速攻で買って、当日読みました。新書なので読みやすいです。あと、この本が著書の3冊めでこなれてきたのか、文章が少しくだけてきた感じがしました。

理央さんの本はこれまでの2冊のテーマは”時間術”だったのですが、今度のテーマは”イノベーション”です。名古屋の様々なモノを軸に、イノベーションについて語っています。イノベーションというと、”イノベーションのジレンマ”のクリステンセンや”経済発展の理論”のシュンペーターが思い出されますが。この本はイノベーションという視点から様々な現象を語るといった、あくまでも初心者向けの新書というものです。興味があればここからそれぞれの本を読むといった感じでしょうか。

理央さんのこれまでの経験から、名古屋の様々なものについて語ってあるので、そこで何か思ったことがあれば該当する専門的な本を読んでいくというように、大きな地図のような本として使っていくのがいいんじゃないでしょうか...


「貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える」
アビジット・V・バナジー,エスター・デュフロ みすず書房 3150 円
読了(2012-10-05)

BOP(base of Pyramid)と呼ばれるような所得は低いが人口が最も多数を占める人たちについての経済学です。この手の本としては、ジェフリー・サックスの本や、ポール・コリアーの本などを読んだことがありましたが、この本が一番面白いです。


貧困問題というと、「世界にはあなたの**円で救える命があります...どどーん、と痩せた女の子の写真」で寄付を募るといったものや、「***(アフリカの国名)に学校を作りましょう...鉛筆をもった子供たちの教室風景」といった寄付プロジェクトがよくあります。これって意味あるんでしょうか?そもそも、最大の問題は何?(効果が高そうなものは?)

フェア・トレードといって「海外にもたくさんのお金を払うよ」みたいな製品がいろいろありますが、だいたいが労働集約的な商品(コーヒーのような農産物か内職で作るようなモノ)が多く、結局は低付加価値の商品を続けるインセンティブになるので適切ではなく、むしろ発展途上国の工業製品をフェアトレードすべきといった話もあります。

(僕はフェア・トレードのような貧困を固定化する方向の所得移転よりも、直接お金を払う寄付の方が適切だと思いますが...)

じゃあ、一体どうすればいいのでしょうか?

ジェフリー・サックスもスティグリッツもポール・コリアーも様々なことを言っていますが、実際のところどうなんでしょうか?

学校を作ったらそれで幸せになるのでしょうか?(→なんとなくなりそうな気がする)
世界銀行からお金が国に流れた場合に、役人が懐にいれないようにするにはどうすればいいのでしょうか?(→国のトップが懐に入れるのは大変そうだが、下級役人が懐に入れるのは防げそうな気がする)
有名な成功例のマイクロファイナンスには、具体的にどのような欠点があるのでしょうか?(→マイクロファイナンスが称揚されまくっているが、そんな宣伝を信じるほどウブじゃないです)

これらの問題に答えられる唯一の方法は実践です。この本はランダム化対照試行という手法で、2つの似たグループで条件を変えることで実践するというものです。


マラリアのある地域では蚊帳は無料で配るのと安くするのとどちらがいいでしょうか?

この答えは理論や議論の結果でなく、実際に試してみるのが一番です。どちらがより使われているか?しばらく経ってからまた買いに来るのか?こういったものをまとめたのが本書です。


つまり、この本は貧困問題の様々な側面について、「実際に実践してみた」ことと「実践しなかった」ことの比較についての本なのです。もちろん場合によって「条件を変えてみた」というのもあります。世の中には”確認しなきゃわからない”ことを思弁的に答えを出そうとする人もまだまだ多いですが、この本はかなり大規模に”確認してみた”結果をまとめたものなのです。


貧困問題に興味のない人も、行動経済学の大規模実験の本としても読むこともでき、とても刺激的な一冊だと思います。
posted by やまざきしんじ at 13:06| Comment(0) | 日記

2012年11月01日

フラット化するどころじゃない世界

昨日、知人の家で税理士事務所の今後について話していました。これからはコンピュータの性能も上がっていくのでますます大変になるでしょう。そういえば、アメリカでもクイッケンの登場で個人相手の税理士の仕事が激減したことや、企業向けでも実際の内部のオペレーションはインドなどにアウトソースしているという話が出ています(興味ある人はフラット化する世界を読んでみて下さい)








そういえば、以前の仕事では、他の会社から「こんな製品ないかなー」と言われてそれの見積りを出すなんてことをしてたりしましたが。いつも「こんなの人件費の高い日本の営業マンじゃなくてインドや中国にアウトソースした企業が、全部仕事持ってくだろー」と思ってました。

インターネットにつながるグローバル化によって(実際には郵便システム、国際電話、コンテナの発明など、様々な段階があるので、インターネットだけがグローバル化の革命じゃないとおもいます)、様々な仕事は外に出すものになってきています。そして、いち早く外注化によるコスト削減や自動化ができた企業のみが生き残りそうです。そういえば、税理士事務所なんかでも、送られてきたレシートを自動的にOCRで文字認識して、その文字から仕分けをしてデータ入力をするなんてことは今にもできそうですから、こんなデータ入力にかかっている人の仕事は風前の灯火とも言えます。


と、ここまではグローバル化や今の自動化の話なのですが、これからはグローバル化なんかはもう関係ない時代がすぐそこに来ています。iPhoneにあるSIRIという音声認識&処理のエンジンがありますが、あれは意外と賢い気がします。

しかし、コンピュータの性能はおよそ10年で100倍になるというムーアの法則というものに、これまでほぼほぼ従ってきているのです。これは10年後には、今のコンピュータが1+1の処理をする間に100行のプログラムが実行できることを意味します。そして、20年後には100x100の1万行のプログラムが実行できることを意味しています。

果たして、SIRIの1万倍の処理ができるプログラムが人間の仕事をしはじめたら何が残るのでしょうか??ワークシフトという本が流行っていますが、ITの能力をかなり過小評価しているのではないかという気がしてなりません。




posted by やまざきしんじ at 16:00| Comment(0) | 日記

2012年10月30日

絶対いらないんだけど..

ジーパン.jpg


美容室の人と、「最近はセレクトショップとかジーンズとか全然売れなくて大変らしいですねー」という話をしていました。リーバイスの501xxとかビンテージデニムとか言ってたのはいつの頃だったでしょうか?(^^;;

そんな中で「あ、でも、Evisuのジーンズは順調に売れ続けているらしいです」という話を聞きました。ちなみにEvisuを知らない人はこちら(Webショップへのリンクです


僕も美容室の人も「Evisuのジーンズとかいらない」ということでは合意していたのですが、逆にこういう「好き嫌いが分かれる」ものこそがいいんでしょうか。たしかに、リーバイスやエドウィンのジーンズならほとんどの人が「まぁいいよね」と答えます。「いやー、リーバイスはないわー」ということはなさそうです。


振り返って見ると、僕が好きな服のメーカーも、まぁ普通に着るというレベルのメーカー(ユニクロ、ラルフ・ローレン、ラフ・シモンズ)はそれほどアンチもいなさそうですが、かなり好きなメーカー(クリス・ヴァン・アッシュ、ジョン・ガリアーノ)は「これは絶対ない」という人も多そうです。


そこそこ成功するメーカーと、コアなファンを作るメーカーは違うということでしょうか。「Evisuは無しだー」と私が思っているのは、逆に「Evisuはアリなメーカーです!」ということと同義なんですね。逆に、「好き嫌いが分かれる」というセグメントは変なブランドイメージがついちゃうとマズイので大手が手を出しづらいということですね。

#もちろん誰もが無しというメーカーもありますが、それは別のおはなし...
posted by やまざきしんじ at 15:37| Comment(0) | 日記

2012年10月25日

クールはどう測る?


会社のクール度を測るというサービスがあるということを妻から聞きました。そういえば、最近はコンピュータの計算力が上がったので計算言語学で出来ることが非常に増えてきましたね(僕も仕事でほんの少しNLP(自然言語処理)してます。分析したデータ見てると楽しいですね)

※以下は元サービスについて何も見ないで、自分ならどうサービスを作るか考えてみたものです。

このクール度を測るというのは、どうやるんでしょうか?ぱっと思いついたのは、ツイッターの分析で、クールと言われているブランドとそうでないブランドのクラスタ分析をそれぞれして、クールと関係の深い言葉を選び出すというものです。これが、できれば、ツイッター(もしくはブログでもいいけど)での、「あなたのブランドはこのくらいクールという評判がありますよ!」ということは調査できそうです。

(ちなみに、こういうツイッターで、ブランドとの関係を持った言葉のクラスタ分析みたいなサービスはもうかなりいっぱいあるはず←多少しか知らないけど)


しかし、本当にやりたいのは、どうすればクールになれるかですよね。クールと言われるブランドのホームページや発しているメッセージを消費者に見てもらって、思いついたワードを10や20くらい連想してもらって、それを分類することでクールなイメージの要因(成分?)を見つけるということくらいはできそうですが、それが分かったところで何をすればいいかは分からなさそうです。

結局、凄い計算能力があっても、現時点ではまだ分析的(つまり過去のデータを処理する)というアプリケーションは作りやすくても、統合的(つまり未来を創りだす)ようなアプリケーションは難しそうです...orz

あと一捻りで、行けそうな気がするんだけどなー。

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2012年10月24日

証明だって意味がある!

数学の証明は、公理のトートロジーで意味がない気がするんだけど、どこに意味があるんだろう??というのを、ここしばらくずっと思ってました。

例えば、
x+y=1
x=3
の時、
y=-2を証明した。

とします。しかし、x+y=1とx=3を、y=-2というのは言い換えをしたに過ぎません。

そして、4色問題の証明にしろ、ポアンカレ予想の証明にしろ、最終的にはある数学体系での公理とのトートロジーにすぎません。(逆にトートロジーでなければ論理が飛躍してわけなので)

じゃあ、数学の証明って何なのでしょうか?


という疑問がここしばらくあったのですが、ちょうど現代思想のチューリング特集を読んでいて思いました。計算量のことを^^;;



よくよく考えたら、証明すること自体の計算量がP(多項式時間で表現可能な計算量クラス)のようなものでなければ(まぁPでもだけど)、その証明というトートロジーを検索すること自体に意味があるということですよね。さっぱり計算量のこと忘れてました。つまり、無限の空間(←ちょっとロマンチックだし、言い過ぎ)の中から、一つの道をみつけたということ自体に意味があるんですね。


ここしばらく、数学の証明のトートロジー問題(≒意味ないじゃーん)ということが、小骨がひっかかっているようなかんじだったのですが、意外とあっさり抜けてよかったです:->
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良いスピーチ


昨日、知人のパーティーに参加してきました。開会の挨拶の中で、ある漢字の成り立ちを説明しながらエールを送っていました。普段は、成り立ちの話とかあまり興味が無いのですが、昨日のスピーチは何故かかなり興味深く聞くことができました。これがなぜか考えてみました。


まず、私は語源についてたいして興味がありません。これは、言葉の意味が内包的なのか外延的なのか、という考え方に関係しています。内包的というのは、言霊(ことだま)信奉のようなもので、言葉の中に意味があるとする考え方です。語源が、現実の言葉に対して影響を持つという考え方は、言葉に意味が内包されているという考え方です。

一方で意味が外延的というのは、言葉には意味がなく、外に意味があるする考え方です。例えば”リンゴ”という言葉が林檎を指すのは、”リンゴ”という言葉が林檎を指すというようにみんなが使っているから、という考え方です。言葉の意味よりも、使用に注目する考え方です。


現在、言葉に意味が内包されていると考えている人はあまりいないですし、それを信じるのはあまりに直感的すぎると思います。しかし、「あなたの名前の漢字には、このような意味や伝統がある」という言葉には、一定の意味や価値を見出してしまいます。これは何でしょうか?

一つの答えは、自分に近いことには価値を置くということでしょうか?アフリカの内戦の戦死者よりも、自分の伯父さんが死んだ時の方がより悲しい気持ちになるし、ドイツの歴史よりも日本の歴史により興味を持つのは明らかではないでしょうか?これは心理的距離と言えます。心理的距離が近いものにはかなりの価値を置くのです。



また、自分に近いことだけでなく、漢字の成り立ちについてという話はストーリーになっていることもポイントです。これは、これまで意味がなかった漢字の見た目に、語源による別の見方のストーリーを付与するということでもあります。ストーリーがなかったところにストーリーを浮かび上がらせるというのは魅力的です。「他人にストーリーを食べさせる」ということを私は言いますが、まさになかったところからストーリーを食べさせられました。


良いスピーチのパターンというのが少し分かったと思いました。心理的距離と、ストーリーを浮かび上がらせることですね!


posted by やまざきしんじ at 10:55| Comment(0) | 日記

2012年10月22日

大統領に学ぶ、就職面接法

http://www.sciencedaily.com/releases/2012/10/121019092931.htm
Science Dailyの”Presidential Debates Offer Body Language Tips for Job Interviews”よりポイントだけ。


第一印象が大事というのはよく言われることです。第一印象は「見た目が9割」というのは9割がたとえ嘘ッパチの数字であったとしても、第一印象が大事で話の内容以外も大事なのは間違いないことです。

それでは、大統領の討論会から就職面接のコツを見て行きましょう。


・面接者を集中して見ましょう。
・質問に答える前に、ちゃんと理解していると伝えるために、微笑みましょう。これは、自信を持っている印象を与えます。
・質問に答える時に、上を見たり、周りを見回したりしないように。相手をみつめていないと、確信がないように見え、信用がないように見えます。


・椅子にまっすぐ座って、顔を上げましょう。手は横につけるか、腰の下でしっかり握りましょう。
・面接の間は手を使うのは小さくしましょう。大統領候補者は、常に肩より低い高さのジェスチャーをします。

身体
・ポイントを強調する時は、ほんの少しだけ面接者に向かって体を傾けましょう。ただし、約1メートルのパーソナルスペースがあることは注意しましょう。
・男性はまっすぐ椅子に座って、脚をまっすぐに床に下ろします。女性は椅子の真下にくるぶしがくるように、少し傾けるべきです。
・もし、面接の一部が、歩きながらや立ったままおこなれるならば、ゆらゆらしないように注意すること。


転職者は激戦区というわけじゃないですしスキルという差別化ポイントがありますが、大学生はこういった小さな差異が大きそうですねー。
posted by やまざきしんじ at 09:31| Comment(0) | 日記

2012年10月12日

インフォグラフィックの限界?

先ほど、大量のマインドマップを見ていてすごい違和感がありました。これってマインドマップじゃなくて、表でいいじゃんってものをマインドマップにしまくってるんです。

あれ?よくよく考えたら将来の再利用を考えたら表のままの方がうれしくない?10年後には今よりさらにデータがデジタル化してあるメリットがあるんだから、それを加味すると下手にマインドマップにしておくよりCSVファイルにしておいた方がいいだろ、と。
つまり、データレイヤーとプレゼンテーションレイヤーは分けられるようにしておくべきということですね。

そうやって考えると、今ぼくが興味をもってるインフォグラフィックも逆に情報量を減らしている(というか、再可能性を下げている)んじゃないかな、と思いました。逆に、データレイヤーとプレゼンテーションレイヤーを分けたデータビジュアライジングというのがこれから考えるべきだということでしょうか。

やっぱり、アーティストっぽい(というわけじゃないけど)Illustratorなどで作ったキレイなインフォグラフィックというよりも、ProcessingやRなどでデータを処理したデータビジュアライジングの方がこれからの時代にあってるんじゃないでしょうか。


たふてあん(Edward Tufte好き)は、きっとデータビジュアライジングに進んでいくんだと思います...


P.S.
これは僕がプログラマー気質だったり、職人気質だったりするからかもしれません。そのことを差し引いて読んで下さい。ただ、データレイヤーとプレゼンテーションレイヤーを分けることと、データは後で再利用しやすい形を残すことは是非考えておきましょう。


ちなみに僕がブログをやってるのも、検索の力を使えるようにするためというのが最大の理由だったりします。
posted by やまざきしんじ at 18:23| Comment(0) | 日記

医師もやっぱり難しいよね

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20121011/1349947839

なかなか面白い記事ですが、まぁ、どこのジャンルも同様でしょうか。個人的には、医者・精神科医・自己啓発屋・心理カウンセラーと称する人たちの言葉はあまり信じないのですが(え?いい医者もいっぱいいる、って?そのとおり。ただし、玉石混交の”石”こそが本を出したり、テレビに出たりして目立つと思ってます)、この記事を読むともう少しで手口のパターン化とその対策ができそうな気もしますね。


ちなみに心理カウンセラーや自己啓発屋も嘘をまき散らしていることが多いですが、最近は脳科学や遺伝子工学のキーワードや、脳の活性状態の写真を使って相手の考える力を奪うことで、その後の胡散臭い話を信じさせるという手口が取られています^^;;(しばしば話し手も信じているのでタチが悪い)

まぁ、素人が脳科学や遺伝子のキーワードを使ってたら、3倍くらい怪しさが増してるぞ、とだけ覚えておけばいいかな、と思います:-D
posted by やまざきしんじ at 11:23| Comment(0) | 日記

2012年10月11日

レフ板使ってみた

せっかくレフ板作ったので試しに使ってみました。被写体はいつものように靴。カメラは手近なiPhone 3GSです。天気はうす曇りといった感じで窓に近いソファの上に靴を置いてみました。

まずレフ板なし。
写真 1.JPG

まー、普通ですよね。


次に白レフ(ダンボールにプリンタ用紙貼った側)
写真 2.JPG
微妙に手ブレしてますが、全体的に明るくなった(ソファの背で暗めのところまで明るくなった)のが見えますでしょうか?ちょっとレフ板近すぎかもしれません。


次に銀レフ(ダンボールに銀紙貼った側)
写真 3.JPG
ちょっと光りすぎでいやらしいかもしれません。


最後に銀レフで、トウ(つま先)と奥にある側のエッジを強調したもの。
写真 4.JPG
うん、なかなかいいですね。


構図が微妙に違ったりしてますが、レフ板で光を当ててあげる角度や柔らかさ(≒白か銀か、および距離)を変えてあげると、モノのエッジや質感、そしてトウの光具合をコントロールできることが分かりました。ちなみに人のアップ写真を撮る時も、レフ板大事ですね(アゴのラインがすっきり見える)
posted by やまざきしんじ at 10:05| Comment(0) | 日記

2012年10月10日

レフ板の作り方

先日、知人のプロカメラマンの方にカメラセミナーをしていただきました!

その中で、モノ撮り(人でもだけど)にはレフ板が大事ということを話していただきました。ちなみにそのカメラマンの人も、レフ板はハンズかどこかで買ったプラスチック(発泡スチロール?)っぽいものの裏に銀紙をはったものを使ってるとのことでした。

というわけで、作ってみました。

家にいっぱいある、あのダンボール

写真 1.JPG

上下の耳部分は切っておきます。


表には

レフ4.JPG

白いプリンタ用紙を貼りました。


裏には

レフ2.JPG

アルミホイルをくちゃくちゃにして貼りました。くちゃくちゃにしないと、キレイに反射しすぎて変な映り込みが発生するらしいです。


というわけで、ガムテープ、プリンタ用紙(か何か白紙)、アマゾンの箱、アルミホイルで簡単にできるレフ板完成です。
そのまま折り曲げられるので、便利です(たぶん) もう一組作る予定です!!(本当はもうちょっと大きいバージョンも作る予定)

所要時間15分くらいです。ぜひとも作ってみて下さい!

posted by やまざきしんじ at 18:30| Comment(0) | 日記

2012年10月09日

ブランドよりも大きなもの

根っからの(?)パーソナル・ブランド反対派で、いつも「ブランドよりもポジション」と言っているのですが、あまり理解してもらえません^^;;(←というほどメッセージを伝えていない)

ところで、ブランドってなんでしょうか?「僕はこういう人ですよー」、「うちの会社の商品はこういうものですよー」と伝えることでしょうか?たしかに、それは一面では正解ですが、むしろ「このブランドに属するものは、こういうものであるとお約束します」という顧客への約束の一部ですね。

既にヴィッツを買った人ならば、ヴィッツについては(少なくとも1ユーザとして)知っているわけですが、知らない人は「トヨタの車はこういう品質」というブランドの傘の下で「これは大丈夫そう」と買ってくれるわけですし、以前のヴィッツを買った人ならばモデルチェンジしたヴィッツを「きっとこういう品質だ」と買ってくれるわけです。

つまり、利用者が消費しないとわからないモノ(やサービス)に対して、消費者に約束する、逆にいえば期待を抱かせるもの、ということです。


特にモノでなく、サービスというものは、消費されて初めて製品が出てくるという特徴があります。ヴィッツならば、展示場にいけば実物があるのでデザインがいいか悪いか分かりますし、試乗をすればロードノイズや内装の質感も確認することができます。しかし、コンサルティングサービスや、清掃サービスならば、購入するまで事前にサービスのレベルが分かりません(まぁ、清掃サービスならば他の現場を見せてもらえばおおよそ分かりますが)

つまり、人(例えばわたし)というようなある種のサービスでは、何をしてくれるのかがわからないため、ブランドが大事になるというのです。


というのがよくある展開ですが、実際にはブランドでしょうか?結局は、品質の約束、もしくはメッセージですよね??ブログやSNSの使用にしろ、友だちと遊ぶにしろ、全てはメッセージと解釈することが出来ます。このメッセージが受け手にとってどのような約束になるのか、がポイントです。ブランドといってしまうと、話を矮小化してしまうので、他人に対する約束と捉えるといいんじゃないかな、と思いました。


という話を昨日とある人と話しながら思いました。意外と普通の話かもしれませんが...
posted by やまざきしんじ at 07:15| Comment(0) | 日記

2012年10月07日

基本的な調査

当たり前のことですが..

専門かどうかのチェックとしては、

scholar.google.com
で名前でぐぐって、本以外の(論文誌への)投稿の有無をチェックするというのが基本だったりします。

日本に限らず海外でも神経科学といった文脈の専門家風な感じで、ゴミをまき散らしている作家が多いので要注意です。

例えば、この原著者って別に脳関係ないし...(まぁ著者解説に、全然専門家じゃないよ、と書いてあるだけいいけど)
http://www.amazon.co.jp/「脳にいいこと」だけをやりなさい-マーシー・シャイモフ/dp/4837956963/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1349618320&sr=1-1

#といいつつまったく読んでないので、訳者の超訳かもしれませんが..


ってなかんじで、今、海外でのとある分野での本を探しているんですが、相当玉石混交ですね。やっぱりアメリカ圏でも、自己啓発屋(セミナー屋)がいろいろな分野の本を出しているんでノイズが多いみたいです..知ってる分野なら信頼のできる著者を知っているんですが、知らない分野の場合は難しいですねー。

ちなみに、scholar.google.comでひっかかっても、論文誌の格を本当は上手くチェックできるといいんですよねー。著者の論文数と平均インパクトファクターがamazonの著者の横に出るといいんですけどねー。
posted by やまざきしんじ at 23:05| Comment(0) | 日記

2012年10月04日

深く考えること


漠然とした言葉で惑わされることがよくあります。よくあるパターンは、「今は違う」ですね。

「今は、昔よりも経営が厳しくなった!」
これはたしかに本当っぽいと思います。日本でのGDP成長率を見ると、30年前の起業家と今の起業家の難しさは差があるんだろうということは想像できます。

「昔はみんな買ってくれたけど、今は買ってくれない」
..これはどうなんでしょうか?競合が増えたというのはあるかもしれません。機械化などで生産コストが下がったことにより、1品種あたりの売上が落ちたというのはあるかもしれません。もちろん分野によるのでしょうが、”今”の特殊性は主張しやすいけど本当なんでしょうか??まぁ、ほとんど全ての市場は収縮するので(サイフが一定で新市場が生まれる以上間違いないでしょう)、まぁ、厳しくなるのは当たり前ですが..


また、日本は特殊で、この地域は特殊で、うちの業界は特殊で、今は特殊、というのもよく聞きます。これなんでしょうか...

あ、そういえば、日本語は特殊な言語だから云々とか、日本は四季があるから感性が云々といった話も聞きますが、これらも胡散臭い言説です。


今は「本がいっぱい出てるから読むものを選ばないと」といった話を聞く度に、ウェーバーもショーペンハウエルもライプニッツも書いてたような気がするんだが...と思います。

実際に出版点数はグーテンベルク以降指数関数的に増えてきたんで、特に今が特殊じゃなんじゃないかと思います。結局、昔からずっと急激に増えている、ってだけなんで...

(特殊を示すためには、出版点数を二次微分してみるといい?)

ちなみにぐぐってみたらこんなの出てきた。
http://www.garbagenews.net/archives/1565633.html

果たして、今は特殊なんでしょううか...そして「今は特殊」という言葉はいろいろな物事を隠してしまわないんでしょうか...


今は特殊以外にも、意外と使ってしまうことでその分析をやめてしまう言葉があるというのをとあるところで気付かされました:->
posted by やまざきしんじ at 12:33| Comment(0) | 日記

2012年10月02日

ソクラテスに帰る日

周りにオーディオブックなどを聞いている人が一定数いるんですが、私はこれまであまりオーディオブックのようなものを重視してきませんでした。

しかし、よくよく考えるとオーディオブックのようなもの(もしくは音声重視の動画)というのは極めて新しい媒体です。本というものがグーテンベルク以降にメジャーになったというもので、文章というメディアがこれに連なるものならば、音声文化(しゃべること)が録音できるようになったのはここ100年以内で、さらに配信できどこでも聞けるようになったのはごくごく最近です。

この可能性をこれまで見落としていました。新しいものは良い、とは思っていませんが。この新しいものには、まだまだ可能性があるのかもしれません。多くの人はそれまでの習慣(本を読む)を続けますもんね。


というわけで、今後について何かできないかと考えているわけです。とりあえず、プレゼン資料に声を載せた動画を作るテストだけしてみました。


きっとこんなことは散々言われていた気がするんですが、先日ふとソクラテスの本(というかプラトンの本)を読んでいて思ったわけです。ソクラテスは「文字」というシステムに反対していたのは有名ですが、ソクラテスに帰ることができるわけですね。

posted by やまざきしんじ at 14:32| Comment(0) | 日記