2012年12月03日

Mさんの想い出

僕にとても影響を与えた人の一人にMさんという人がいます。彼と出会ったのは大学時代。同い歳だったのですが、彼は高校中退(か中卒)かつお勤めの経験もあるという異色の経歴の友人でした。


しかし、彼には非常に多くのことを学びました。そのうち、大事な2つだけ書いておきます。

1つめは自分の言葉で語るということ。よく、「自分の言葉で語れ」ということが言われていました。よく考えると、ぼくの名言嫌いのルーツはここかもしれません。本にあったことや、何かの言葉を言う時は、自分として語らないと怒られました。

2つめはノートをつけて同じミスをしないということ。ともかく記録することが大事であり、さらに一度ミスったことは二度ミスらないようにするということについてよく言われていました。彼はいろいろノートをつけていたようです。ミスらないことや、考えたことなどはノートにちゃんと書いておくようにということをよく言われました。おかげで僕もかなりメモ魔になりました。


同い歳かつ、学歴も何もない(それどころか社会的にはかなり微妙..)人に、本当に多くのことを教えてもらいました。そして今から考えると、自分の多くがここから来ているということを再確認できました。

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2012年11月30日

11月の読書記録

11月 の読書記録

今月はなかなか面白い本が多かったです。メイカーズ、アイデンティティ経済学、レクサスとオリーブの木(今更ですが)などはそれぞれかなり興味深かったです。ちなみに一番おもしろかったのは、野矢茂樹「語り得ぬものを語る」でしょうか。読むのに一番時間がかかりましたが(2回読んでからノートにまとめたし)、非常に刺激的な読書体験をすることができました。

【読書状況】 10 冊読了 / 8 冊購入 【購入費】 16565 円


「リバース・イノベーション」
ビジャイ・ゴビンダラジャン,クリス・トリンブル ダイヤモンド社 1890 円
読了(2012-11-30)


「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」
クリス・アンダーソン NHK出版 1995 円
読了(2012-11-28)


「アイデンティティ経済学」
ジョージ・A・アカロフ、レイチェル・E・クラントン 東洋経済新報社 2310 円
読了(2012-11-26)
”レモン市場”で知られるノーベル経済学者のジョージ・アカロフと、その弟子で現在はデューク大学教授のレイチェル・クラントンが、アイデンティティという視点を経済に導入しようという本です。
ジョージ・アカロフの本は”アニマルスピリット”以来でしたが、このアイデンティティ経済学も前著と同様に、経済学の効用関数に入れるべき非合理的なもの(少なくとも以前の理論では)に関するものです。
人間が判断をする時の効用関数を、
効用関数f(x)= 従来の関数 + アイデンティティ関数
としましょう、というのが主な主張です。
非常にシンプルな主張ですが、たしかに説得力があります。例えば、海兵隊員が命をかけて戦場に向かうという時には、どのような判断をしていると考えればいいのでしょうか?
また、17歳の悪ぶった高校生がタバコを吸うことは合理的ではなさそうですが、このようなアイデンティティ関数を考慮して、不良グループの行動規範という効用を考えれば理解できます。
この本は本来は経済学の本ですが、理論はそれほど厳密ではありません。むしろ社会学の本を多く引用して、”語り”によってアイデンティティを浮き上がらせているという印象です。
「あるグループ内の行動規範(コード)が行動に影響を与えています」というと非常にシンプルな主張です。こういった視点はあまり持ってなかったので、行動のインセンティブ構造を理解する時に、グループの行動規範とイングループ・アウトグループということを考慮するということは参考になりました。逆に、この点さえ抑えておけば、本としては冗長かな、という気もします。


「語りえぬものを語る」
野矢 茂樹 講談社 2625 円
読了(2012-11-23)


「ドラゴンフライ エフェクト ソーシャルメディアで世界を変える」
ジェニファー・アーカー,アンディ・スミス 翔泳社 2100 円
読了(2012-11-19)


「レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体〈上〉」
トーマス フリードマン 草思社 1890 円
読了(2012-11-18)


「レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体〈下〉」
トーマス フリードマン 草思社 1890 円
読了(2012-11-18)


「多読術 (ちくまプリマー新書)」
松岡 正剛 筑摩書房 840 円
読了(2012-11-16)
インタビュー形式ということで、軽い印象を受けました。
松岡正剛さんの本ははじめて読むのですが、いくつかポイントは分かりましたが、全体的に論のススメ方が「**という人がXXという本でOOといっているのですが.....」という形で進んでいくので、それがあまり好きになれません。何やら現代思想みたいな雰囲気です。
といっても書いていることは至極まっとうだし、少しだけ松岡さんの読書に対する考え方が分かりました。意外と無関係なことがそれっぽく(衒学的に?)書いてあるので、そこを無視しながら読むと...意外と薄いです。まぁ、インタビュー形式の限界でしょうか。
でも、自分の読書に影響を与えるような気がします。パララっと読んだだけですが。


「なぜ科学を語ってすれ違うのか――ソーカル事件を超えて」
ジェームズ・ロバート・ブラウン みすず書房 3990 円
読了(2012-11-08)


「ハーバード大学史上最多の履修者を誇る人気教授マイケル・サンデルの話し方とは?」
松本 幸夫 総合法令出版 1365 円
読了(2012-11-08)
あんたにはコレが足りないから読みなさいと言われて渡された本です^^;;
サンデルの「ハーバード白熱教室」という番組は好きでよく見ていました。それぞれ3回づつくらいは見なおしてたのですが、哲学的観点や知識という点でなく授業として本当に素晴らしいと思いました。この素晴らしさは、品質の良さというか作りこみの上手さという感じです。
一見自由に振舞っているように見えて、実は話の中で上手く誘導している上手さでしょうか。
このサンデルの授業を、講師業の著者が分析したものが本書です。かなり他人のフンドシで相撲をとっているような本なのですが、意外と楽しめました。書いてあることは言われてみれば当たり前のことばかりで、「へー」ということはほとんどありませんし、著者の自分話とかもちょいちょい含まれていますが、それでもこのような「ケーススタディ要素を入れたセミナー型」に関する本というのはあまりなかったので、参考になる部分がありました。
#でも、自分では買わなかっただろうなー。

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2012年11月26日

待ち時間と改善といくつかの手法


妻が携帯電話を落として壊してしまったので、昨日(日曜日)にauショップに行ってきました。しかし、いくら待っても全然進まないので帰ってきました。今日の午前中は、雨の月曜日の午前ということか、待ち時間0でした。

しかし、昨日の待ち時間は非常に気になりました。私はいなかったのですが、店内に待っている4人くらいがぼーっとしているか、もしくは自分の携帯電話をいじっていたのです。

いくつか改善案は浮かびます。
1.30分後くらいに再度来て下さいという手
2.待っている人向けに何かをするという手(例えば、ディズニーランドのパレード)
3.現在の現象などを紙に書いてもらってその後の作業を少しでも短くする手(書き方がわからんといって顧客がイラつくかもしれないのであまり効果なさそうですが)
4.近くのドトールコーヒーやコーヒーショップと組んで、そこの割引券を渡して(例えば半額券)、終わったらそこから呼び出すという手

他にもいくつかの手があります。例えば、待ちのチケットを
1.”優先権つき”の代わりに時間指定があるチケット
2.優先度の低い、普通のチケット
の2つに分けるというのもありでしょう。その場で待ちたくない人は1.のチケットを取れば、その後に優先的に対応してもらえます。

#ちなみに上記のシステムはほとんどディズニーランドのファーストパスですね。

見た感じの待ち時間を減らす、もしくはせっかくお客さんが来てもらっているのでこの隙に何か宣伝や販売をするというのが出来るのですが、このauショップでは全然できていませんでした。少し残念なところでしたが、改善案はいろいろあります。

きっとスターバックスやマクドナルドといった店舗ではすぐに改善されるのでしょうが、auショップではこのような待ちが売上に影響を与えているという実感がないんでしょうね...


また、パレードをすることはauショップではできませんが、この暇をして待っていてくれるお客さんがいるので、販売活動できると思うんですが...
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2012年11月25日

イカ娘と、いつもの軸

ika-to-musume.jpg

11/23は、モリコロパークでやっているぽぷかる2というイベントに行ってきました。この手のイベントを見るのは初めてです!そして、よく考えたら同人誌販売とかも初めてきました〜(買ってないけど)

ちなみに目当ては、微妙なアイドルやアニソン歌手の人たちのステージと子供がどういう反応をするかです。

まず、当日はコスプレオッケーということで、かなり大量にレイヤーさんがいました。たぶん200人以上いたでしょうか。寒いのに、半袖やミニスカはいっぱいいるし、ノースリーブやへそ出しの人までいて、「あー、明日大変だろうなー」とか思ってしまいました。若いから大丈夫なのかもしれませんが。

ちなみにコスプレ以外にもゆるキャラのきぐるみなどもいたのですが、予想通り子供はダメ。何人かプリキュアのコスプレもいたのですが、プリキュア好きのはずのうちの子供はプリキュアもダメでした。別に普通に近づいていっていいと思うのになー。

(仮面ライダーやダースベイダーもいました。仮面ライダーは「仮面ライダー」とか言うものの怖がって近づきません。これはまぁ納得です)

そんな中、唯一近づいていったコスプレがこの、きぐるみ。いわゆる「イカちゃん(※)」です。きぐるみアリなのかー。程良い距離を保ちながらかまってくれるのか、めちゃなついてました...

※チャンピオンコミックで連載してて、アニメにもなった”侵略!イカ娘”のイカ娘


ちなみにコンサートは最初は”OSU”という大須フィーチャーのアイドルグループでした。めちゃ盛り上がりが微妙...ちなみにカメラ禁止らしいのですが、「写真たくさんとって、ツイッターとかにアップしまくって!♫」とか言うべきだと思うのですが..なぜなんでしょう?そのせいか、ファンとのつながりの作り方が粗いのか5,6人だけが盛り上がっているという微妙な状況。ステージ上のメンバーが5人なので、もうつきあっちゃえばいいよ!という気持ちです^^;;


そのあとでやや盛り上がっていたのは”ナトカン”というアイドルグループ。こちらは、Tシャツ着たファンが20人くらいいて盛り上げてました。やっぱり、身内でもなんでもいいので、多少ファンがいると盛り上がりが違いますね。このグループは、とても盛り上がっている感じがしました。といっても、会場全体がヒートアップかというとそれほどでもありません。やっぱり、ローカルアイドルの限界なのかー、といった感じです。見ながら、この微妙な居心地の悪さというのを感じる、会場全体に漂うアウェー感(ただしごく一部盛り上がっている)というのがなんともいえない空気でした。


しかし、その後で出てきた(僕が唯一名前を知ってる)ULTRA-PRISMというアニソンの二人組は明らかに違いました。Youtubeはこちら。


ドサ回りしてますと自ら言ってただけありMCも上手かったです(ちなみにナトカンの子達は、滑舌が悪くて名前すら聞き取れなかった)

最初に「じゃあ、リハーサルやりまーす」と言って曲をはじめて途中で切って、「はい、リハ終了。今からはもっと激しくやってくださーい!」といった感じで会場を盛り上げていきます。この辺も上手く作りこまれていました。

またオタ芸(?)にはどうやらパターンがあり、主に2つのパターンがあるようです。これが上手く曲の中に組み込まれています。また、曲自体も、会場が一緒に踊ったり、掛け声が入れやすく作ってあり、初めて聞く曲でもそれなりに盛り上がって声を出したり出来るように作ってあり、かなり一体感が出ていました。

上のYoutubeを聞けば分かるのですが、歌は上手くないのですが、会場との一体感がハンパありません。結局OSUやナトカンなどの普通のアイドルの曲と、”ライブアイドル”の曲が全く違うということがよく分かりました。

あまりライブは行かないのですが、昨年行った岡村靖幸のライブよりも3倍くらい盛り上がっている(ただし参加者の半分くらいだけ)というのがかなり壮観で、いつもの”コンテンツvsコンテクスト”ということを思い知らされました。

コンテンツとコンテクスト.001.jpg

これはCDを売るような人たちは、いい歌で、上手いパフォーマンスというコンテンツで売り、ライブアイドルはともかく会場で一緒に盛り上がれるというコンテクスト重視で売るということですね。


別に特別カワイイわけでもなく歌唱力も正直微妙なのですが、会場のコントロール力とそうなるように作りこまれた曲というのは凄いなーとかなり感動しました。

#ちなみに無料のイベント、広場の特設会場というオープンなスペース、音響もそれほどよくないというかなりの不利な条件を考えたら凄いことだと思いました。
posted by やまざきしんじ at 09:41| Comment(0) | 日記

2012年11月21日

2つの事象と、2300年前に語られていたこと

今日、知人と2つの話をしていました。(実際にはたくさんの話題の一部)


1つめはコンサルタンティングについて。コンサルティングについては、あるフレームワークを使って「あなたの会社はこうすれば儲かりますぜっ!」というのですが、これは絶対に儲かるわけでなく、これまでに成功した事例を一般化したもので、成功するかどうかは分かりません。ベスト・プラクティスやらベンチマーキングといったものも、とある成功事例を持ってくるという点では一緒ですね。果たして、このようなコンサルティングは有効なんでしょうか?


2つめは「わたしは体験や経験を信じない」ということです。いや、全く信じていないんじゃないのですが体験は危険だと思っているのです。これは読書家とバックパッカーの対立とでもいうものがあると思っています。バックパッカーは自分の目で見たものを信じていて「見ないと分からない」と言いますが、読書家(←というかぼく)は現地に2,3日いてたまたま見たものよりも統計データや現地の人のブログや本を信じるのです。「経験というのは、そこに立ち現れるものが非常に大きいので、それに惑わされやすく、特別な例を一般的と勘違いしやすい」と考えているのです。


実はこの2つの話は2300年以上前の1つのアナロジーとして知られているものにつながっています。古代ギリシアの哲学者プラトンが「国家」の中で書いた洞窟の比喩として知られるものと同じ構造です。

この比喩では、多くの人は洞窟の外にある真実でなく、それが洞窟の壁に写った影を見て実体と思っています。この洞窟の外を見ることが出来るのが哲学者というのがプラトンの主張です(そしてそれ故に国家を率いるのは哲学者と論じる) 私の意見でもこの洞窟に写った影に惑わされずに洞窟の外を見る努力をしないといけないのです。

#プラトンのいうように、洞窟の外にイデアがあるとは思っていませんが...


コンサルタントは、洞窟の外を見えていると言いますが、本当に見えているかは分かりません(往々にして見た気分に浸っている人も多い) 一方で、わたしたちにとっては洞窟の影には圧倒的なリアリティがあります。このリアリティに負けて、1つや少数の事例に圧倒されることがあるので、注意しないといけません。つまり個別の現象には圧倒的なリアリティがあり、このリアリティは私たちの感情を吹き飛ばしてしまうのです。


結局、私たちは洞窟に写った影のリアリティに負けてはいけないし、一方で洞窟の外を見ることができるという人が本当に見えているかにも注意しないといけないという2つの面を持っているのです。少し論点は違いますが、ずっと言われているということですよね...
posted by やまざきしんじ at 19:42| Comment(0) | 日記

2012年11月20日

ともあれ、カルタゴは滅ぼさなねばならない


タイトルの言葉は、有名な大カトーが演説の際に必ず最後につけたと言われる有名な言葉です。


今朝、家でカリスマ性について語っていた時に、カリスマは発言と見た目にある種の一貫性が必要という話題になりました。たしかに、スティーブ・ジョブズのタートルネックカール・ラガーフェルドのサングラスに手袋マイケル・コースのTシャツにテーラードジャケットといったのは、分かりやすいポイントです。


また、発言にもある種の一貫性が必要です。大カトーはやり過ぎとしても、発言の中で一貫して「今の日本人にはガッツが足りない」、「ともかく郵政民営化」、「環境問題は存在しない」などと繰り返すことで、いつの間にかカリスマっぽくなっていきます。

自分なりのキーワードを作ってひたすら繰り返すというのはカリスマへの一歩なんですよね。
posted by やまざきしんじ at 12:08| Comment(0) | 日記

2012年11月19日

プリキュアにみる”臨機応変”という戦略オプション

私が戦略について語る時にはよく大モルトケの「戦略は臨機応変の体系である」という言葉を引用します。

具体的な行動としては、臨機応変の戦略ための種まきが大事と考えています。つまり、未来で使えるかもしれないオプションを用意しておくということです。

例えば、現在放送中の「スマイル・プリキュア」について取り上げてみましょう。うちの娘も大好きです。ちなみに主人公は5人です。

ちなみに発売日2/4のこちらの商品を見て下さい。これは、変身の時に使うアイテム、”スマイル・パクト”。放送開始の時から使っているアイテムです。



プリキュアは5人しかいないのに、なぜか宝石っぽいのが7色になっていますよね。これなら5人ではじめておいて、あとで赤と紫のプリキュアを足して7人にできます。7色なら虹っぽいので、最初から狙ってましたよ!というフリをできます。つまり、視聴率低迷時に2人追加できるオプションを用意してあるのです。

一方、番組中盤で出てきた、発売日9/22のこちらの商品、”ロイヤル・クロック”。



時計の周りを囲んでいる色は5色+白。時計なので6という数がモチーフです。どうやら人気も落ち着いてきたので、2人足すというオプションは使わずに番組終了まで5人で行くということでしょう。


このように戦略オプションというのは、”スマイル・パクト”をデザインする時に5つでなく7つにしておくということです。これによって、自然にキャラクターを追加するということができるわけです。


ちなみに前番組のスイートプリキュアでは初期からの登場人物が
北条 響←当初からプリキュア
南野 奏←当初からプリキュア
西島 和音←はじめから出ていた名前アリ人物だが、プリキュアじゃない
東山 聖歌←はじめから出ていた名前アリ人物だが、プリキュアじゃない

となっていました。下の2人は苗字が方角で、名前が音楽モチーフという名前的にもいつでもプリキュアになれるようにしてあります。これも、視聴率とキャラクターの人気を見ながらいつでも使えるオプションを用意しておいたということですね。


こういう細かい準備が長寿番組(シリーズ10年目?)の秘訣じゃないかと思います。
posted by やまざきしんじ at 09:44| Comment(0) | 日記

2012年11月18日

ユーザー経験

morikoro-2.JPG
(下の布をポンポン叩くと光の玉がいっぱい表れるもの)

プロジェクション・マッピングというものがあります。東京駅でのプロジェクション・マッピングは話題になったのでご存知のかたもいるかも知れません。要はプロジェクタなどで、建物などに映像を映し出すというものです。実はそれだけでは面白く無いので、カメラや様々なセンサーを使って、観客の動きに応じて動きをつけるといったこともプロジェク・ションマッピングでは行うこともあります。つまりただのコンピュータ・グラフィックス(CG)でなくて、インタラクティブ・アートとでもいうようなものですね。


残念ながら、日本では広告規制の影響か、このようなインタラクティブ・アートやプロジェクション・マッピングがあまり行われません。海外ではでかいテレビなどがビルにいっぱいついていて動画が使われていても、日本では、ビルの壁面の一部にしかテレビ(?)がついていないし、そのためかデジタル・サイネージといっても、このような壁面の一部へのテレビか、せいぜいが32インチくらいのテレビをビルの入り口などに置いて画面を映し出すといった程度のものが多いと思います。CMの側面を持つインタラクティブ・アートといったものは本来は需要が多そうなんですが残念です...

#最近、都会を見ていないので、1,2年前の情報ですが^^;;


とここまでが長い前フリです。昨日、モリコロパークに行ってきました。モリコロパークには児童館という子供が遊べる建物(中学生以上は一人300円)というのがあって、うちの子供はよく行っています。そこで、名古屋市立大学と大同工業大学の学生さん(?)が作ったコンピュータを使った(一部コンピュータなし)期間限定のインスタレーションがありました。


展示の多くはカメラでユーザの動きを見て、処理して、それをプロジェクタで映すというインタラクティブ・アート(?おもちゃ?)でした。見ていると、ほとんどのプログラムは半日〜3日くらいで作れそうなものばかりでした。ただし、カメラだけでなく、マイクや感圧センサ(?)などを使ったり、カメラもそのまま使っているわけではないものなどがあり、子供がよろこびそうなものに仕上がっていました。

実際に多くのおもちゃ(?インタラクティブ・アート?)に、2歳〜7歳くらいの子供(←この建物のメインターゲット)が食いついてめちゃくちゃ遊んでました。やはり、パソコンの画面でなくプロジェクタで映す(しばしば壁面でなく机の上に映す)という部分や、単にカメラでの動体検知という以外のアクションというのがウケているようでした。


子供たちの遊び方を見ながら、決してアート性やプログラミングのスキルは高くない(かもしれない。実は高いかもしれなくて、そしたらごめんなさい)のに、ユーザー経験への理解というものがかなり重要なんだなということがよく分かりました。

いやー、XBox360・PS3とWiiの違いとをしばしばクリエイティブな事例としてあげてながらも、ユーザー経験というものをナメてました。ちょっとしたユーザー経験の差が、子供をここまで夢中にさせるとは...

morikoro-1.JPG
(マイクに自分たちの画面が写っていてその上に音のウェーブレット変換した波形のようなものが映っているが、マイクで大きな声を出すとその波形が変化するというもの)
posted by やまざきしんじ at 16:35| Comment(0) | 日記

2012年11月16日

未来予測についての2つの軸と4つの立場

今日は名古屋アウトプット勉強会という読書会に参加してきます。今日の課題本はリンダ・グラットンの「ワーク・シフト」、2025年の働き方を考えてみようという本でかなり人気のある本です。



2025年というと、これから約10年後..近い未来です。ちなみに、私が未来を考える時の一つの指針になるのはレイ・カーツワイルの「ポストヒューマン誕生」です。ワーク・シフトの中でもカーツワイルの名前は出てきますが、ワーク・シフトではあまり技術の変化を重視していないように見えます




ちなみに、未来予測の本というのはいろいろありますが、未来について考える時の一つの大事なポイントとなるのは、自分はどういう考えのもとであるのかということです。これを意識しないと、自分の考え方にあう情報だけを集めてしまいます。また、結論の中に潜んでいるものが、自分の主張なのか、比較的客観的な予想なのかを勘違いしてしまいます。


この指針としては、以下の2軸がいいでしょう。

グローバルの2つの軸.001.jpg

左右は文字とおり右派か左派かです。右は自由を重視し、基本的に自己責任を重視します。政治の場合はどう経済全体を盛り上げるかを重視しがちです。左は再分配を重視し、相互扶助を重視します。政治の場合は富の再分配と格差解消を重視します。

また、上下は、上はグローバル化、下はローカル化です。グローバル化は世界はグローバル化に突き進んでいてそれを防ぐ方法はないので、グローバル化に乗り遅れないことを重視します。また、多くの場合はテクノロジーを信用しています。ローカル化は世界のグローバル化は止めることが出来ると思っている派で、地域ごとの伝統を重視します。赤字は適当に代表的なイメージを書いてみました。


未来の予測やこれからの働き方を考える時や他人と話す時は、自分が(そして相手が)この2軸のどのあたりに位置づけられるかを意識しないといけません


ちなみに私は超グローバル派で、中立よりほんの少し左というよくあるリベラルだと思います。ちなみに再分配というのは「金持ちから取りましょう」という意味では使いませんし、再分配を主張するだけは誰にでもできて価値がないことと信じています。

posted by やまざきしんじ at 11:37| Comment(0) | 日記

2012年11月13日

トリミングとコラージュっぽい切り取り

せっかくなので試してみました。忘れないうちに...

元画像。(テーマは箱から出るです!)
箱から出てる.JPG


土曜日のライフハック研究会では、トリミングを少しして使いました。こんな感じ。
箱から出てるトリミング.JPG


コラージュっぽく切り取るとこんな感じでしょうか。箱も写さないといけないので、切り取り方が難しいです。普段はもっと効果的にできそう。

箱から出てるコラージュ.JPG

なるほど、このコラージュ的切り取りはやっぱりアリな気がします。これからプレゼンはこっちで。
posted by やまざきしんじ at 17:31| Comment(0) | 日記

名古屋ライフハック研究会参加してきました!

11/10の土曜日に「名古屋ライフハック研究会Vol.20」に参加してきました。今回は、ゲストの美崎栄一郎さんの「結果を出す人の机術」がテーマ。美崎さんの講演の後に、グループワークをして、それぞれの机術について語るというものです。


これまで整理本はいろいろあったのですが、オフィス周りの机術というのは斬新な視点ですね。会社によってはISMSやらPマークやらの制約があってそのまま適用できない部分もありますが、ポイントは机の整理というよりも仕事の進め方書類のストックとフローを意識することで仕事を効率的に行なっていくということがポイントでしょうか。結局、仕事はここに行き着きますよね。っと、どこまで書いてしまっていいのかわからないので、内容についてはここまで。

ちなみに美崎さんの講演は内容もですが、伝え方が上手いですね。今回は「**くん」のようなキーワードを使って、可愛らしく、そしてイメージしやすい言葉を主軸に解説されてました。今度、真似してみよ...


その後は参加者の皆さんのLT(ライトニングトーク)内容は...BUSHIDOUさんがブログにうまくまとめてらっしゃいます。


今回の発表の中で一番、気になったのは、そのBUSHIDOUさんの発表です。バングラディシュでのマザーハウスでの経験を発表されていましたが、視点やまとめ方が素晴らしい。そして、プレゼン資料も上質でした。美しいだけでなく笑いも取れる資料です。さすがBUSHIDOUさんといったところです。ちなみに基本的に写真をトリミングしていたのですが、あえて少しフチを残すトリミングというのがコラージュっぽくて美しかったです。これも、今度パクります...


ちなみに私もちょっとだけ発表をしてみました。その名もずばりズームメソッドです。内容は...また、別エントリで改めて書きます^^;;

この内容を皆さんに聞いていただけたのは嬉しかったです^^)// 滅多に参加しないくせにLTしちゃって、どうかな??と思っていたのですが、まぁ、まっすぐGo!と勢いで行ってしまって正解でした(たぶん)


ちなみに、今回はKeynote Remoteというアプリを使って、iPod touchを使ってリモコンの代わりにしていたのですが、上手くいけばいいのですが、PCがスリープになると切れてしまうことが多く、そのたびにリンク切断→再接続という処理をするので大変でした。また、今回は短いプレゼンでしたが、2時間コースの場合はiPod touchの電池も危険ですのでご注意を..


ちなみに次回の名古屋ライフハック研究会は12月8日です。詳細、お申し込みはこちら

posted by やまざきしんじ at 16:15| Comment(0) | 日記

2012年11月12日

「ソリューション営業の皆様、お疲れ様でした!」の件

今月号(2012年12月号)のハーバード・ビジネス・レビュー(日本語版)には、「ソリューション営業は終わった」という特集がありました。

ソリューション営業という言葉は、日本では(そして日本以外でも)「プロダクトを売るのでなくてソリューション(解決)を売る」という営業モデル、言い換えると「お客さんの問題にフォーカスして、自分ところの商品を押し売りするわけじゃないですよ」ということになります。まぁ、実際にはほとんどできていないとおもいます。


客はドリルが欲しいのでなく、穴があけたいのだといったことはよく言われています。そして、今の顧客は穴を開けるための方法はインターネットを使って調べることができるので「この製品は穴が上手くあけられますよー」という提案をしたところで、そんなことは分かっているわけです。また、最近は製品のマニュアルがインターネットに置いてあるものも多いです。また高価な製品の場合はメーカーに連絡すれば、試用版の貸し出しと共にデータでマニュアルをもらえることも多いです。


つまり、営業が「お客さんの問題にはこういう解決方法が...」という話をしようにも、お客さんは既に自分の問題の解決法も知っているので、後は「すみません、御社の型番***の商品の値段だけ、頑張って値引きして限界価格で持ってきて下さい。他社と相見積とってますので」という世界に近づいているのです(もしくはしばしばなってる)

もちろん、同一製品で様々な商社からという場合には、早く案件を察知したベンダーがメーカーにいって「特価で!」とかいう昔ながらのことがあるかもしれませんが、それにしても結局メーカー間の争いがあるわけです。

つまり、ソリューション営業はお客さんの問題に対して解決方法を教えてあげることをしてたつもりだったのですが、お客さんの情報収集能力が上がった結果「ただの価格競争」になってしまったということですね...

いやー、素晴らしい(苦)



IT業界ではクラウドの流行によって、収益源に成りうるリプレース案件というものも減っていき、ただの価格競争になっていき、しかも激しく単価が下がっているわけですが、みんながクラウドショックを受けている間に、こんなに恐ろしい影が裏に潜んでいたわけですね...


ちなみに雑誌の記事では、これに対抗できるのはお客さんに変化をさせることができる営業ということを述べていました。つまり、お客さんにニーズが顕在化してからでは全然遅いよ、ということですね。

そんなことが出来る営業はあんまりいないので、大半の営業さんは赤い海の中に飛び込んでいって、会社全体としては厳しい状況が進むわけです。いやー、インターネットって本当に素晴らしいですね(w


情報格差によって、販売側から購入側へ力が移ってきたというのは、kakaku.comによって家電量販店の利益が削られているという話と同様ですね。どうやって、壁を作るか、これを考えないとVAR(Value Added Reseller)は大変なことになるわけですね。
posted by やまざきしんじ at 15:46| Comment(0) | 日記

2012年11月05日

10月の読書記録

10月 の読書記録

忘れてました、読書履歴書くの^^;;11冊読了になってますが、CPスノーの「二つの文化と科学革命」は既読の本を古本で買っただけなので10冊読了です。面白かった本は文句なしで「貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える」です。これはかなり刺激的な本でした。

あと、「ワーク・シフト」はいろいろな人が薦める本ですが、やはり刺激的でした。未来の予測は、もっとハイパーIT化の並に巻き込まれると思うのですが、それでも未来の自分のワークスタイルを考えるためには、良い刺激になりました。

【読書状況】 11 冊読了 / 6 冊購入 【購入費】 7593 円


「第三の波 (1980年)」
アルビン・トフラー 日本放送出版協会 2625 円
読了(2012-10-31)
今更読んでみました。先日もトフラーの別の本を読んだので、こっちも読んでみたのですが。。。面白いですねー。もちろん、正しいことも間違っていることもあるわけですが(そもそも冷戦構造が崩れているというあたりが大きな変化)、それでもこのような昔の予測を今から読むというのはとても参考になります。
答えを知った上で、昔の予測とその論理を読み取るというのは、未来の予測に役に立つかどうかは分かりませんが、刺激的な読書の一つであることは間違い無いと思っています。


「なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想」
フィル・ローゼンツワイグ 日経BP社 1890 円
読了(2012-10-28)

ハロー効果という言葉があります。このハローというのは「こんにちは」じゃなくて、「後光」という意味です。何かの影響で他もよく見える(もしくは悪く見える)というものです。人気のある有名人がCMに出てくると、その商品の好感度も一緒に上がってしまうというものや、サッカーのトップレベルの選手はサッカー技術だけでなく、人格的にもトップレベルだと思い込んでしまったりというものです。
この本はサブタイトルが「ハロー効果という妄想」とありますが、まさにこのハロー効果が企業を分析したり、そこから何かを学ぼうとする時の罠になるということを述べています。
例えば、業績がいい会社は、「就職したいランキング」で上位に入るし、株価がいいというのは当たり前ですが、それだけでなく「社会に貢献してる会社」ランキングでも、「働きやすい会社」ランキングでも上位に来ます。まるで、ベストジーニスト賞が、ジーンズが似合うかどうかでなくて、その時活躍してた芸能人に与えられるのと同様です。
これまでの活躍する芸能人を調査して、そこから芸能人として活躍する条件を調査する時に。活躍した芸能人はベストジーニスト賞を取っているから、「ジーパンが似合うようになることが芸能人として活躍する条件だ」というのは間違っていることは明らかでしょう。
また、企業の単体の業績を考える場合には、後付で様々なことをいうことができます。例えば中心となる事業と新しい事業のバランスについては、
中心事業をメインとして上手くいった場合: 「本来の会社の軸がブレず、集中した」
中心事業をメインとして上手くイカなかった場合: 「古い価値観にとらわれて、新しいことにチャレンジできなかった」
新しい事業にチャレンジして上手くいった場合: 「常に時代をリードするような新しい事業を創出した」
新しい事業にチャレンジして上手くいかなかった場合: 「本業を忘れて、会社のあるべき姿から離れてしまった」
と適当なことをいうことができます。さらに、「顧客志向」という言葉を添えておけば、どの場合も、成功と失敗をそれっぽく語ることができます。
つまり、ビジネス書では、批評サイドから見ると「顧客を見る」「顧客視点」というのは、強力なキーワードということですね。後から見た業績のみで、「顧客」を切り口にいうことができます(売上が上がっている=顧客を理解しているから当たり前ですね)
また、この本では、「戦略」と「実行」についても分析をしています。『「戦略」は正しかったが、「実行」ができていなかった』というのは、CEOを更迭する場合の良い言い方になります。「戦略」と違って「実行」ができていなかったというのは、抜本的な改革も必要とされません。何しろ「実行」はあやふやですから。
ビジネスにおいては、外部環境や運の要因が大きいのは明らかですし、ブックオフの100円コーナーに行けば、死屍累々のIT企業やその他の企業の成功法則にあふれています。トム・ピーターズの「エクセレント・カンパニー」やジム・コリンズの「ビジョナリー・カンパニー」で取り上げられた企業がその後にも同様にエクセレントでもビジョナリーでもないというのは有名です(そして、ほぼ同様にすべての企業とビジネス書が間違っている)
一方で、私たちはそれらの本を楽しく読むことができます。これはストーリーの罠と言えるかもしれません。「ストーリーを消費者に食わせる」ことで相手の思考を麻痺させるというのは頻繁に行われていますが、まさに私たちは「第5水準のリーダーシップ」や「リーンスタートアップ」という成功のストーリーを欲しているだけなのかもしれません。
ちなみに、この本で語っていた世界観は自分の感覚に近かったのです。「エクセレント・カンパニー」や「ビジョナリー・カンパニー」に対する批判は今更という感じですし、しかし、このようなハロー効果はたしかに厳然とあり、ビジネス書を読むのはストーリーを味わうという趣味の一環であるという想いをさらに強くしました。結局、狼男を撃つ銀の弾丸などは存在しないということですよね。


「ハーバード・ビジネス・エッセンシャルズ〈6〉創造力 (ハーバード・ビジネス・エッセンシャルズ 6)」
ハーバードビジネススクールプレス 講談社 1785 円
読了(2012-10-26)
よくあることをまとめた本です。(新書と違って字は大きくない)最初の一冊にはいいけど、それ以上でも以下でもない。
MBA式**といった本でありがちな、まとまりのなさと、普通のことをまとめてみただけ感が満載です:-<


「名指しと必然性―様相の形而上学と心身問題」
ソール・A.クリプキ 産業図書 2835 円
読了(2012-10-25)
メートル原器というのがあります。今は1メートルの定義は光速から定義されていますが、以前はこのメートル原器が1メートルの定義でした。

それでは、”1メートル”が、今の1メートルであるのは必然なんでしょうか?

「メートル原器は1メートルの長さである」
という文章にはどのような意味があるのでしょうか?そして、ここから何を言えるのでしょうか?

これが、本書のタイトルの「名指しと必然」につながります。
「メートル原器は1メートルの長さである」
という時、メートル原器は1メートルの定義なので、この文はアプリオリに真であることが分かります。一方で、「メートル原器は1メートルの長さである」の1メートルが299,792,458分の1光秒であるということは、必然的ではありません(たまたまメートル原器がその長さだったにすぎない)

つまり、「メートル原器は1メートルの長さである」という文は、アプリオリに真なのですが、意味的には必然ではありません。「A = B」という文において、AからBは必然ではないのです。

アリストテレスはB.C.384に生まれた
アリストテレスはB.C.322に死んだ
アリストテレスはアレクサンダー大王の教師だった。
アリストテレスはプレトンの弟子だった。
アリストテレスは「ニコマコス倫理学」の(事実上の)作者である
アリストテレスは西洋史上最も偉大な哲学者の一人である。

といった言説があります。これらはすべてアリストテレスの持っている特性です。すると、「アリストテレス」とは何かを考える時に、これらの事実の総体(束)こそが「アリストテレス」であると考えることができます。つまり、「アリストテレス」はアリストテレスに関する事実の束で置き換えることができるというのです。このような考え方は、ラッセルやフレーゲの考え方です。しかし、上のメートル原器の話は、「A=B」という定義はアプリオリであっても、必然でないことを示しています。つまり、「アリストテレス」をアリストテレスに関する事実の総体で置き換えることはできないことを意味します。

その代わりにクリプキは、アリストテレスを固定指示子で置き換えることを提案します。この固定指示子というのは、何かを名指す(namingする)したものです。このような固定指示子は、「言葉を意味で置き換える」(とでもいうようなこと)が出来ないことを示します。

それまでの分析哲学が唯名論的であり、定義を分析するだけで述べられることがあるとしていたことに対して、必然的・偶然的という概念を組み入れることで、”名前を属性への置換する”ことを制限したということでしょうか。

ちなみに分析哲学講義では、この”名指しと必然性”を分析哲学の前期と後期を分ける分水嶺と位置づけています。


「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」
リンダ・グラットン プレジデント社 2100 円
読了(2012-10-18)


「二つの文化と科学革命」
C・P・スノー みすず書房 2100 円
読了(2012-10-18)
有名な本ですね。図書館で借りて既読でしたが、最近読んでた本で立て続けに引用されまくってたので、買ってみました^^;;


「貧困の克服 ―アジア発展の鍵は何か (集英社新書)」
アマルティア・セン 集英社 672 円
読了(2012-10-13)
経済学者であり、哲学者でもあるアマルティア・センの本です。ノーベル経済学賞を受賞しているので名前を知っている方もいるかもしれません。

センの本は長らく積んどくがあるのですが、より読みやすそうなこの新書から手をつけることにしました。この本は様々なところで語った講演録をまとめたものなのでとても読みやすいです。この本は経済学の本という面もありますが、むしろ「社会がどうあるか、どうあるべきか」を分かりやすく語ったものです。基本的には東アジアを見ながら、インドと東南アジアについて語っているという印象です。

論点としてはいくつかありますが、

1.(国の中で)最も貧しい人びとと、そうでない人びとの分裂
2.人間の権利の保証と公正
3.民主主義

 1については、自由な社会では往々にして「最貧層」がおろそかになります。「最貧層」を救うためには多数決ではなく、倫理に基づかなければならないというのは分かるのではないでしょうか?

 2については3の民主主義と深く結びついています。報道の自由や選挙制度が権利を保証して、公正な社会を作る基礎となります。

 3については、東アジアの価値観はヨーロッパと違い”全体主義的である”ということが言われます。また、独裁的な政治形態のもとで、経済的に成功した国はたしかにあります。しかし、これらが民主主義を緩める(?)ことを正当化するわけではありません。


「スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)」
F・アーンスト・シューマッハー 講談社 1260 円
読了(2012-10-13)


「分析哲学講義 (ちくま新書)」
青山 拓央 筑摩書房 882 円
読了(2012-10-12)
タイトルの通りの分析哲学の入門書です。このちくま新書はいい本揃ってますよねー(講談社現代新書もいい本多いけど)
分析哲学というと、(ラッセル)ヴィトゲンシュタインあたりから、クワイン、デイヴィットソンあたりから現代へつながっているというイメージでしょうか?また、その対象も、典型的な”哲学”の対象である存在や志向性の問題を扱うだけでなく、ロールズのように倫理を扱っていたり、グッドマン(の一部の本)のように芸術を対象としていたりします。
では、分析哲学というのは何でしょうか?手法?対象??
この本ではこの答えを主にヴィトゲンシュタインの論考と探求の考え方を中心軸にして、提示しています。
分析哲学というと、
∃x Px∧ ∀y(Py→Px)
というような論理記号が出てきて難しいといったイメージを持っている人もいるかもしれませんが、しかし、実際には論理記号を使うものというわけありません。(もちろん記述の正確性は重要視されているため、ベルグソンやニーチェのような文章は好まれませんが)
ここまで読むと、「おいおい、こんなの興味ないよ」
という人が大半かもしれません。しかし、分析哲学は、鋭い思考、そして考え続ける、細かい部分まで気を配るという思考態度を身につけるためにも役に立つものです。

例えば、「現在の日本の大統領は女性である」という文はどういう意味があるのでしょうか?
まず、「現在の日本の大統領」は存在しません。すると、この文を存在論という点から考えると、無意味となります。つまり「日本の大統領は女性である」という文は、「1+1=5」と同じく無意味です。しかし、そうであっても、やはり「日本の大統領は女性である」という文は有意味なはずです。
これはどういうことでしょうか?これは
文1 「現在の日本の大統領であるような人物がいる」
文2 「現在の日本の大統領であるような人物は多くても一人である」
文3 「現在の日本の大統領であるような人物は、だれでも女性である」
という3つの文に分解することができます。そして、文1が偽ということになります。
この本を読むことは分析哲学の入門でもありますが、同時にこのような粒度で物事を考えるための練習とも言えます。
思考が粗い方には是非ともオススメです:-b ちなみに著者は、この本は実際に考えて書きながら読んで下さい、と書いています。たしかに書いてみることで、自分の文から様々なことに気づくことができそうです。


「ひつまぶしとスマホは、同じ原理でできている (日経プレミアシリーズ)」
理央 周 日本経済新聞出版社 893 円
読了(2012-10-10)

知人の著者が書いた3冊めの本です。非常にキャッチーなタイトルですね。私は発売日に速攻で買って、当日読みました。新書なので読みやすいです。あと、この本が著書の3冊めでこなれてきたのか、文章が少しくだけてきた感じがしました。

理央さんの本はこれまでの2冊のテーマは”時間術”だったのですが、今度のテーマは”イノベーション”です。名古屋の様々なモノを軸に、イノベーションについて語っています。イノベーションというと、”イノベーションのジレンマ”のクリステンセンや”経済発展の理論”のシュンペーターが思い出されますが。この本はイノベーションという視点から様々な現象を語るといった、あくまでも初心者向けの新書というものです。興味があればここからそれぞれの本を読むといった感じでしょうか。

理央さんのこれまでの経験から、名古屋の様々なものについて語ってあるので、そこで何か思ったことがあれば該当する専門的な本を読んでいくというように、大きな地図のような本として使っていくのがいいんじゃないでしょうか...


「貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える」
アビジット・V・バナジー,エスター・デュフロ みすず書房 3150 円
読了(2012-10-05)

BOP(base of Pyramid)と呼ばれるような所得は低いが人口が最も多数を占める人たちについての経済学です。この手の本としては、ジェフリー・サックスの本や、ポール・コリアーの本などを読んだことがありましたが、この本が一番面白いです。


貧困問題というと、「世界にはあなたの**円で救える命があります...どどーん、と痩せた女の子の写真」で寄付を募るといったものや、「***(アフリカの国名)に学校を作りましょう...鉛筆をもった子供たちの教室風景」といった寄付プロジェクトがよくあります。これって意味あるんでしょうか?そもそも、最大の問題は何?(効果が高そうなものは?)

フェア・トレードといって「海外にもたくさんのお金を払うよ」みたいな製品がいろいろありますが、だいたいが労働集約的な商品(コーヒーのような農産物か内職で作るようなモノ)が多く、結局は低付加価値の商品を続けるインセンティブになるので適切ではなく、むしろ発展途上国の工業製品をフェアトレードすべきといった話もあります。

(僕はフェア・トレードのような貧困を固定化する方向の所得移転よりも、直接お金を払う寄付の方が適切だと思いますが...)

じゃあ、一体どうすればいいのでしょうか?

ジェフリー・サックスもスティグリッツもポール・コリアーも様々なことを言っていますが、実際のところどうなんでしょうか?

学校を作ったらそれで幸せになるのでしょうか?(→なんとなくなりそうな気がする)
世界銀行からお金が国に流れた場合に、役人が懐にいれないようにするにはどうすればいいのでしょうか?(→国のトップが懐に入れるのは大変そうだが、下級役人が懐に入れるのは防げそうな気がする)
有名な成功例のマイクロファイナンスには、具体的にどのような欠点があるのでしょうか?(→マイクロファイナンスが称揚されまくっているが、そんな宣伝を信じるほどウブじゃないです)

これらの問題に答えられる唯一の方法は実践です。この本はランダム化対照試行という手法で、2つの似たグループで条件を変えることで実践するというものです。


マラリアのある地域では蚊帳は無料で配るのと安くするのとどちらがいいでしょうか?

この答えは理論や議論の結果でなく、実際に試してみるのが一番です。どちらがより使われているか?しばらく経ってからまた買いに来るのか?こういったものをまとめたのが本書です。


つまり、この本は貧困問題の様々な側面について、「実際に実践してみた」ことと「実践しなかった」ことの比較についての本なのです。もちろん場合によって「条件を変えてみた」というのもあります。世の中には”確認しなきゃわからない”ことを思弁的に答えを出そうとする人もまだまだ多いですが、この本はかなり大規模に”確認してみた”結果をまとめたものなのです。


貧困問題に興味のない人も、行動経済学の大規模実験の本としても読むこともでき、とても刺激的な一冊だと思います。
posted by やまざきしんじ at 13:06| Comment(0) | 日記

2012年11月01日

フラット化するどころじゃない世界

昨日、知人の家で税理士事務所の今後について話していました。これからはコンピュータの性能も上がっていくのでますます大変になるでしょう。そういえば、アメリカでもクイッケンの登場で個人相手の税理士の仕事が激減したことや、企業向けでも実際の内部のオペレーションはインドなどにアウトソースしているという話が出ています(興味ある人はフラット化する世界を読んでみて下さい)








そういえば、以前の仕事では、他の会社から「こんな製品ないかなー」と言われてそれの見積りを出すなんてことをしてたりしましたが。いつも「こんなの人件費の高い日本の営業マンじゃなくてインドや中国にアウトソースした企業が、全部仕事持ってくだろー」と思ってました。

インターネットにつながるグローバル化によって(実際には郵便システム、国際電話、コンテナの発明など、様々な段階があるので、インターネットだけがグローバル化の革命じゃないとおもいます)、様々な仕事は外に出すものになってきています。そして、いち早く外注化によるコスト削減や自動化ができた企業のみが生き残りそうです。そういえば、税理士事務所なんかでも、送られてきたレシートを自動的にOCRで文字認識して、その文字から仕分けをしてデータ入力をするなんてことは今にもできそうですから、こんなデータ入力にかかっている人の仕事は風前の灯火とも言えます。


と、ここまではグローバル化や今の自動化の話なのですが、これからはグローバル化なんかはもう関係ない時代がすぐそこに来ています。iPhoneにあるSIRIという音声認識&処理のエンジンがありますが、あれは意外と賢い気がします。

しかし、コンピュータの性能はおよそ10年で100倍になるというムーアの法則というものに、これまでほぼほぼ従ってきているのです。これは10年後には、今のコンピュータが1+1の処理をする間に100行のプログラムが実行できることを意味します。そして、20年後には100x100の1万行のプログラムが実行できることを意味しています。

果たして、SIRIの1万倍の処理ができるプログラムが人間の仕事をしはじめたら何が残るのでしょうか??ワークシフトという本が流行っていますが、ITの能力をかなり過小評価しているのではないかという気がしてなりません。




posted by やまざきしんじ at 16:00| Comment(0) | 日記

2012年10月30日

絶対いらないんだけど..

ジーパン.jpg


美容室の人と、「最近はセレクトショップとかジーンズとか全然売れなくて大変らしいですねー」という話をしていました。リーバイスの501xxとかビンテージデニムとか言ってたのはいつの頃だったでしょうか?(^^;;

そんな中で「あ、でも、Evisuのジーンズは順調に売れ続けているらしいです」という話を聞きました。ちなみにEvisuを知らない人はこちら(Webショップへのリンクです


僕も美容室の人も「Evisuのジーンズとかいらない」ということでは合意していたのですが、逆にこういう「好き嫌いが分かれる」ものこそがいいんでしょうか。たしかに、リーバイスやエドウィンのジーンズならほとんどの人が「まぁいいよね」と答えます。「いやー、リーバイスはないわー」ということはなさそうです。


振り返って見ると、僕が好きな服のメーカーも、まぁ普通に着るというレベルのメーカー(ユニクロ、ラルフ・ローレン、ラフ・シモンズ)はそれほどアンチもいなさそうですが、かなり好きなメーカー(クリス・ヴァン・アッシュ、ジョン・ガリアーノ)は「これは絶対ない」という人も多そうです。


そこそこ成功するメーカーと、コアなファンを作るメーカーは違うということでしょうか。「Evisuは無しだー」と私が思っているのは、逆に「Evisuはアリなメーカーです!」ということと同義なんですね。逆に、「好き嫌いが分かれる」というセグメントは変なブランドイメージがついちゃうとマズイので大手が手を出しづらいということですね。

#もちろん誰もが無しというメーカーもありますが、それは別のおはなし...
posted by やまざきしんじ at 15:37| Comment(0) | 日記

2012年10月25日

クールはどう測る?


会社のクール度を測るというサービスがあるということを妻から聞きました。そういえば、最近はコンピュータの計算力が上がったので計算言語学で出来ることが非常に増えてきましたね(僕も仕事でほんの少しNLP(自然言語処理)してます。分析したデータ見てると楽しいですね)

※以下は元サービスについて何も見ないで、自分ならどうサービスを作るか考えてみたものです。

このクール度を測るというのは、どうやるんでしょうか?ぱっと思いついたのは、ツイッターの分析で、クールと言われているブランドとそうでないブランドのクラスタ分析をそれぞれして、クールと関係の深い言葉を選び出すというものです。これが、できれば、ツイッター(もしくはブログでもいいけど)での、「あなたのブランドはこのくらいクールという評判がありますよ!」ということは調査できそうです。

(ちなみに、こういうツイッターで、ブランドとの関係を持った言葉のクラスタ分析みたいなサービスはもうかなりいっぱいあるはず←多少しか知らないけど)


しかし、本当にやりたいのは、どうすればクールになれるかですよね。クールと言われるブランドのホームページや発しているメッセージを消費者に見てもらって、思いついたワードを10や20くらい連想してもらって、それを分類することでクールなイメージの要因(成分?)を見つけるということくらいはできそうですが、それが分かったところで何をすればいいかは分からなさそうです。

結局、凄い計算能力があっても、現時点ではまだ分析的(つまり過去のデータを処理する)というアプリケーションは作りやすくても、統合的(つまり未来を創りだす)ようなアプリケーションは難しそうです...orz

あと一捻りで、行けそうな気がするんだけどなー。

posted by やまざきしんじ at 11:29| Comment(0) | 日記

2012年10月24日

証明だって意味がある!

数学の証明は、公理のトートロジーで意味がない気がするんだけど、どこに意味があるんだろう??というのを、ここしばらくずっと思ってました。

例えば、
x+y=1
x=3
の時、
y=-2を証明した。

とします。しかし、x+y=1とx=3を、y=-2というのは言い換えをしたに過ぎません。

そして、4色問題の証明にしろ、ポアンカレ予想の証明にしろ、最終的にはある数学体系での公理とのトートロジーにすぎません。(逆にトートロジーでなければ論理が飛躍してわけなので)

じゃあ、数学の証明って何なのでしょうか?


という疑問がここしばらくあったのですが、ちょうど現代思想のチューリング特集を読んでいて思いました。計算量のことを^^;;



よくよく考えたら、証明すること自体の計算量がP(多項式時間で表現可能な計算量クラス)のようなものでなければ(まぁPでもだけど)、その証明というトートロジーを検索すること自体に意味があるということですよね。さっぱり計算量のこと忘れてました。つまり、無限の空間(←ちょっとロマンチックだし、言い過ぎ)の中から、一つの道をみつけたということ自体に意味があるんですね。


ここしばらく、数学の証明のトートロジー問題(≒意味ないじゃーん)ということが、小骨がひっかかっているようなかんじだったのですが、意外とあっさり抜けてよかったです:->
posted by やまざきしんじ at 20:38| Comment(0) | 日記

良いスピーチ


昨日、知人のパーティーに参加してきました。開会の挨拶の中で、ある漢字の成り立ちを説明しながらエールを送っていました。普段は、成り立ちの話とかあまり興味が無いのですが、昨日のスピーチは何故かかなり興味深く聞くことができました。これがなぜか考えてみました。


まず、私は語源についてたいして興味がありません。これは、言葉の意味が内包的なのか外延的なのか、という考え方に関係しています。内包的というのは、言霊(ことだま)信奉のようなもので、言葉の中に意味があるとする考え方です。語源が、現実の言葉に対して影響を持つという考え方は、言葉に意味が内包されているという考え方です。

一方で意味が外延的というのは、言葉には意味がなく、外に意味があるする考え方です。例えば”リンゴ”という言葉が林檎を指すのは、”リンゴ”という言葉が林檎を指すというようにみんなが使っているから、という考え方です。言葉の意味よりも、使用に注目する考え方です。


現在、言葉に意味が内包されていると考えている人はあまりいないですし、それを信じるのはあまりに直感的すぎると思います。しかし、「あなたの名前の漢字には、このような意味や伝統がある」という言葉には、一定の意味や価値を見出してしまいます。これは何でしょうか?

一つの答えは、自分に近いことには価値を置くということでしょうか?アフリカの内戦の戦死者よりも、自分の伯父さんが死んだ時の方がより悲しい気持ちになるし、ドイツの歴史よりも日本の歴史により興味を持つのは明らかではないでしょうか?これは心理的距離と言えます。心理的距離が近いものにはかなりの価値を置くのです。



また、自分に近いことだけでなく、漢字の成り立ちについてという話はストーリーになっていることもポイントです。これは、これまで意味がなかった漢字の見た目に、語源による別の見方のストーリーを付与するということでもあります。ストーリーがなかったところにストーリーを浮かび上がらせるというのは魅力的です。「他人にストーリーを食べさせる」ということを私は言いますが、まさになかったところからストーリーを食べさせられました。


良いスピーチのパターンというのが少し分かったと思いました。心理的距離と、ストーリーを浮かび上がらせることですね!


posted by やまざきしんじ at 10:55| Comment(0) | 日記

2012年10月22日

大統領に学ぶ、就職面接法

http://www.sciencedaily.com/releases/2012/10/121019092931.htm
Science Dailyの”Presidential Debates Offer Body Language Tips for Job Interviews”よりポイントだけ。


第一印象が大事というのはよく言われることです。第一印象は「見た目が9割」というのは9割がたとえ嘘ッパチの数字であったとしても、第一印象が大事で話の内容以外も大事なのは間違いないことです。

それでは、大統領の討論会から就職面接のコツを見て行きましょう。


・面接者を集中して見ましょう。
・質問に答える前に、ちゃんと理解していると伝えるために、微笑みましょう。これは、自信を持っている印象を与えます。
・質問に答える時に、上を見たり、周りを見回したりしないように。相手をみつめていないと、確信がないように見え、信用がないように見えます。


・椅子にまっすぐ座って、顔を上げましょう。手は横につけるか、腰の下でしっかり握りましょう。
・面接の間は手を使うのは小さくしましょう。大統領候補者は、常に肩より低い高さのジェスチャーをします。

身体
・ポイントを強調する時は、ほんの少しだけ面接者に向かって体を傾けましょう。ただし、約1メートルのパーソナルスペースがあることは注意しましょう。
・男性はまっすぐ椅子に座って、脚をまっすぐに床に下ろします。女性は椅子の真下にくるぶしがくるように、少し傾けるべきです。
・もし、面接の一部が、歩きながらや立ったままおこなれるならば、ゆらゆらしないように注意すること。


転職者は激戦区というわけじゃないですしスキルという差別化ポイントがありますが、大学生はこういった小さな差異が大きそうですねー。
posted by やまざきしんじ at 09:31| Comment(0) | 日記

2012年10月12日

インフォグラフィックの限界?

先ほど、大量のマインドマップを見ていてすごい違和感がありました。これってマインドマップじゃなくて、表でいいじゃんってものをマインドマップにしまくってるんです。

あれ?よくよく考えたら将来の再利用を考えたら表のままの方がうれしくない?10年後には今よりさらにデータがデジタル化してあるメリットがあるんだから、それを加味すると下手にマインドマップにしておくよりCSVファイルにしておいた方がいいだろ、と。
つまり、データレイヤーとプレゼンテーションレイヤーは分けられるようにしておくべきということですね。

そうやって考えると、今ぼくが興味をもってるインフォグラフィックも逆に情報量を減らしている(というか、再可能性を下げている)んじゃないかな、と思いました。逆に、データレイヤーとプレゼンテーションレイヤーを分けたデータビジュアライジングというのがこれから考えるべきだということでしょうか。

やっぱり、アーティストっぽい(というわけじゃないけど)Illustratorなどで作ったキレイなインフォグラフィックというよりも、ProcessingやRなどでデータを処理したデータビジュアライジングの方がこれからの時代にあってるんじゃないでしょうか。


たふてあん(Edward Tufte好き)は、きっとデータビジュアライジングに進んでいくんだと思います...


P.S.
これは僕がプログラマー気質だったり、職人気質だったりするからかもしれません。そのことを差し引いて読んで下さい。ただ、データレイヤーとプレゼンテーションレイヤーを分けることと、データは後で再利用しやすい形を残すことは是非考えておきましょう。


ちなみに僕がブログをやってるのも、検索の力を使えるようにするためというのが最大の理由だったりします。
posted by やまざきしんじ at 18:23| Comment(0) | 日記