
”本気”という言葉が好きではありません。
願いや夢はそのままでは叶わない、”本気”でやらないといけないというようなことがしばしば書かれていますが、それを見るたびにゲンナリしてしまいます。
”本気”の使い方はいくつかありますが、よくあるのが”本気”を振りかざす系ですよね。ラーメン屋や居酒屋のオーナー、マルチ商法や代理店ビジネスをやっている人、なんとかモチベーターとか自己啓発系の人、中小企業向けのコンサルタントっぽい人がありがちなパターンです。
この人達の”本気”は何かを達成したら”本気だった”、達成しなければ”本気”が足りなかったというパターンです。(おいおい本気じゃなくて、結果だろ..)
そして、往々にしてこの”本気”の剣は人に向けられます。つまり、「あなたたちは本気で**したことありますか?」というヤツです。
この剣は何物をも貫く強力な剣なので、これに対する如何なる回答も「いやいや、そんなのは本気じゃない」と切り裂くことができます。自分が基準である限り他人に突きつける”本気”は最強ですよね!!
「俺=本気、お前ら=本気じゃない」
ちなみに”本気”の嫌いなところはこういった他人に向けられただけじゃなありません。
”本気”といってしまうとその瞬間に様々なものがこぼれて落ちていきます。上手く行かなかった理由に「本気じゃなかった」というものを持ち出してきたら、まともな会社ではどうなるかを考えてみればわかると思います。(「アホか、もっと具体的な対策を考えろ」と上司が突っ込むのが正解)
”本気”なんて曖昧な言葉を使う余力があれば、課題をブレイクダウンしてやらないといけない行動にしてみてはいかがでしょうか。
そして、”本気”なんて言葉を使う人は、基準が不明確でともすれば結果のみからしか評価できない言葉でなく、もう少し具体的にブレイクダウンをする癖をつけましょう:-D
まだまだ、世の中には”本気”や”願い”といったスイーツで意味のない言葉が溢れている...