2012年11月01日

フラット化するどころじゃない世界

昨日、知人の家で税理士事務所の今後について話していました。これからはコンピュータの性能も上がっていくのでますます大変になるでしょう。そういえば、アメリカでもクイッケンの登場で個人相手の税理士の仕事が激減したことや、企業向けでも実際の内部のオペレーションはインドなどにアウトソースしているという話が出ています(興味ある人はフラット化する世界を読んでみて下さい)








そういえば、以前の仕事では、他の会社から「こんな製品ないかなー」と言われてそれの見積りを出すなんてことをしてたりしましたが。いつも「こんなの人件費の高い日本の営業マンじゃなくてインドや中国にアウトソースした企業が、全部仕事持ってくだろー」と思ってました。

インターネットにつながるグローバル化によって(実際には郵便システム、国際電話、コンテナの発明など、様々な段階があるので、インターネットだけがグローバル化の革命じゃないとおもいます)、様々な仕事は外に出すものになってきています。そして、いち早く外注化によるコスト削減や自動化ができた企業のみが生き残りそうです。そういえば、税理士事務所なんかでも、送られてきたレシートを自動的にOCRで文字認識して、その文字から仕分けをしてデータ入力をするなんてことは今にもできそうですから、こんなデータ入力にかかっている人の仕事は風前の灯火とも言えます。


と、ここまではグローバル化や今の自動化の話なのですが、これからはグローバル化なんかはもう関係ない時代がすぐそこに来ています。iPhoneにあるSIRIという音声認識&処理のエンジンがありますが、あれは意外と賢い気がします。

しかし、コンピュータの性能はおよそ10年で100倍になるというムーアの法則というものに、これまでほぼほぼ従ってきているのです。これは10年後には、今のコンピュータが1+1の処理をする間に100行のプログラムが実行できることを意味します。そして、20年後には100x100の1万行のプログラムが実行できることを意味しています。

果たして、SIRIの1万倍の処理ができるプログラムが人間の仕事をしはじめたら何が残るのでしょうか??ワークシフトという本が流行っていますが、ITの能力をかなり過小評価しているのではないかという気がしてなりません。




posted by やまざきしんじ at 16:00| Comment(0) | 日記
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