「ベストセラー・ライトノベルのしくみ」のハルヒの受容のされ方を読んで、インターシチューショナルというキーワードが中学生〜大学生を読み解く鍵ということを考えました。
・上の世代(現在社会人〜大学院生くらい?)
格闘ゲーム(ゲーム専用機)
エロゲー
・現在の(大学入りたて〜中学生)
携帯ゲーム機、ソーシャルゲーム
ニコニコ動画
深夜アニメブーム
という中で、消費単位が小さくなってきたということでしょうか。
インターシチューショナル(Intersituational)な消費というのが、携帯ゲーム機やソーシャルゲームにより行われ、また、格闘ゲームやエロゲーのような1つの行動単位が長いものでなく、ニコニコ動画のような1つの行動単位が短いものにシフトしていったこと。
深夜アニメブーム(ここ6,7年くらい?)+ネット動画(違法アップロードなど)というもので、一つのコンテンツのコストが下がり、また同時につまみぐいできる(スイッチングコストが下がった...以前ならレンタルビデオ屋さんに、また借りにいかないといけなかった)といったことがありそうです。
携帯ゲーム機のゲームは固定ゲーム機のゲームよりも、短い時間でできるように工夫されているものが多いというのも影響があるかもしれません。
そして、この行動単位の短さが、「より分かりやすい」というものへの引力の一つと考えています。一方で、アニメ側での引用の多さについては、ニコニコ受けする、オタク受けしやすい、という消費の多面性を出すためということでしょうか。
2012年09月20日
インターシチューショナル化する高校生
posted by やまざきしんじ at 07:05| Comment(0)
| メモ
この記事へのコメント
コメントを書く