2023年09月12日

ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ5版

ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ5版のDM(いわゆるGM)をやってみました。TRPGは約30年ぶりです。

経緯としてはXのスペースでの知人と、映画の「ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ アウトローたちの誇り」を見て、「TRPGやろう」、ということになりました。映画の影響でかい。ちなみにぼくも昔からの友人(もともとTRPG仲間、とはいえ1,2年に1回しか会わなくなってしまった)と一緒にみて、感傷にひたっていた後の話です。

ちなみにXもいいですが、TRPGで定期的にセッションをするとお互いに仲良くなるというのがいいですよね。
結局、人生って楽しむことが大事だと思いますし、そのためには「人」との関係が最も大事と思います。

ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ(D&D、今風に書くとdnd←こっちの方がスマホで打ちやすい)はウィザードリーやウルティマにも影響を与え、あのE.T.も映画中でやっていた(はず)というTRPGの元祖です。日本版では約37,38年位前に発売されました。ぼくも当時レッド・バロンというお店に何度も足を運んで、「また発売延期かよー」みたいな話を帰り道に友達と話してました。

日本では当時たしか、スタートレックTRPG(出来はあんまりよくない)とローズ・トゥ・ロードというファンタジーRPGが出ていて、当時友達たちとローズ・トゥ・ロードをやっていました(小学生だったし、そこまでガチではなかったですが)

またコンピュータRPGとしては、PC8001(MK2専用だったかも)のダンジョンや、PC88やX1などでのブラックオニキス、PC6001mk2のリザードなどの様々なコンピュータRPGが出ていて、88やPC6001mk2やX1などでハイドライドが出たり。FM7やPC88ではドラゴン・スレイヤーが出ていたりした記憶があります。また、ゲームブックの大ブームとD&D日本語版はたしかゲームブック大ブームの方が先だった気がします。火吹き山の魔法使いといったものを、授業中に(?)学校で回っていたのも懐かしい思い出です。

また、当時はタクティクス(のちのRPGマガジン)が出たりしていて、またD&D日本語版の少しあとにコンプティークが発刊されて、コンプティークではD&Dでのリプレイとしてロードス島戦記がでていたと思います。D&Dの日本への紹介としてはコンピュータ雑誌のアスキーの別冊(後独立)のログインという雑誌で(べーしっくんで有名)、おちゃらけたD&DのリプレイがD&D日本語版の2,3年前に載っていてそれで興味をもった記憶があります(それを見てローズ・トゥ・ロードを買ったような...もともとデュアルマガジンという雑誌を買っていたからみでボードゲーム型のSLGゲームをやったりしていたのでその延長ともいえます)

ファンタジー小説としては、グインサーガがおそらく12,3巻くらいだったでしょうか。マイケル・ムアコックのエターナルチャンピオンシリーズや、指輪物語、(全然ぴんとこなかった)コナン(たぶんシュワルツェネッガー主演で映画もすでにやってた)等があり、ファンタジー世界としてはネヴァーエンディングストーリーの映画もありましたが、ファンタジーと言えばそういう雰囲気だとみんな思っていたように思います。


さて昔話はおいといて最新版のダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ5版(以下dnd)をやりました。スターターセットにあるストームレックというシナリオです。キャンペーンかな?今回は1回2時間という感じでやりました。みんな社会人ですので、あまりダラダラできません。そして日曜日の昼に。だいたい毎週でキャラ作成合わせて全6回で、約2か月でした。

メンバーはXでの募ってプレイヤー3人、ぼくがDMで計4人。ぼくも合わせて3人が30年ぶりとかそういう感じ、以前の2版のD&D(以下は2版はD&Dと記述)は知っているメンバー。残りの一人はdndはやっていないけど、現役のTRPGプレイヤーでした。ゲームはココフォリアというオンラインセッションツール(サイコロを振ったり、マップを見せたり)と、discordでのボイスチャットです。

ちなみにオンラインセッションはむかーーし(30年くらい前、まだインターネットが工業系の大学と民間の研究所くらいしかつながってなかった)、IRC(インターネットリレイチャット)を使って、チャットでD&Dを一度やったことがありましたが(当時はサイコロもなかったので、perlで作った)ボイスは楽ですね。さらにココフォリアのようなツールも超楽です。

昔D&Dは3cmx3cmでマスを区切った厚紙を切っていろんな形にして用意をしておいて、それとメタルフィギュアでやってましたが、今はマップを作ってイラレで上にちょいちょいと線を引いたり、シナリオをスキャンしてそれをパソコンで少し修正。また、今回やったストームレックというシナリオだと、マップを用意してくれているひともいたりして準備が楽。

また、モンスターや登場人物もちょいちょいとコピペしたりすれば意外と準備できます。また、マニュアルを全員が持っていない状況でしたが、そのあたりもココフォリア上でメモをDMが作っておけば意外となんとかなります。オンラインセッションツールすげー。ちなみにこれ一度作っておけば、他の人たちに同じシナリオやる時にもめちゃ楽です。

最初、ココフォリアの使い方がよくわかってませんでしたが、一度慣れてしまえば、という感じです。逆にいえば、初回セッションまではめちゃくちゃよくわからなくて辛かったです。おそらくTRPG特化でなくいろいろとできるという面もあるのでしょうが、いろんな使い方ができるのか、マスターから見た見方とプレイヤーから見た見方で、それぞれどういう概念で構造ができている(どう使わせたい)のかが見えませんでした。


さて、ゲームを数回やってみたのですが、感想としては「楽しかった!!」これです。DMやったので多少準備はありましたが、シナリオもよくできていて、ゲームシステムも破綻がなく。すごく楽しかったです。ストームレックは本来はプレロールドキャラくター(すでに作られたキャラクター)でやるものでしたが、今回はせっかくなのでキャラクター作成をしてから楽しみました。モンク、パラディン、ウィザード、そしてNPCでレンジャーの4人です。ほどよいバランスでした。

また、クラスや種族の概念は昔のD&Dとは大きく異なり、種族+職業を選ぶ形です。昔のD&Dはエルフという職業
(?)やハーフリングという職業(?)があったイメージですもんね。あと、クトゥルフ、ルーンクエストやロールマスターほどでないですが、ざっくりとした技能という概念が今回生まれてました。他のゲームが小項目までスキルがあるとしたら、dndでは中項目が整理されたといったレベルでしょうか。以前のD&Dは戦闘以外はほぼ考慮されていなかった(隠し扉を調べたり、宝箱の罠を調べるといった感じ)で、シティアドベンチャーみたいなものは難しい面がありましたが、そのあたりが大きく整理されてました。

また、D&Dは1レベルはHPが非常に少なく、またウィザードなどはHPが2や3ということもあり秒で死にますが、dnd(5版)はHPが0になっても即死でなく、またレベル1はHP決めるダイスを振らずに最大値というルールなのでだいぶ低レベルで死ににくくなりました。

またD&Dのウィザードはレベル1だと、ここ一番でスリープを一回打って終わりという感じで、それまでは出番があまりないという感じでした。(このすばのめぐみんみたいだ) しかしdndはレベル1から複数の呪文が使え、また、初級呪文といういわゆるMPを消費しないイメージの魔法があることで、最初からやることが増えました。

また、D&D(2版)はレベルが2,3と上がっていってもクレリックやウィザード以外は特にHPが増えていくだけでしたが、dnd(
5版)はいろんな選択肢を選びながらキャラクターが強くなっていきます。いわゆるビルドのある今風のCRPGみたいです。(Grim Dawnとか..いや言い過ぎか)

またレベルアップが楽しいのですが、逆に昔はウィザードが一発屋、ファイターは体力を削っていく感じだったのですが、dndでは、様々なスキルで戦士系のキャラが一発ダメージを与える感じ、ウィザードはそれも含めて様々な立ち回り・支援をするキャラといった感じでしょうか。

またスターターセットのストームレックはよくできたシナリオでした。ほどよい冒険と、導入としてふさわしいものでした。


とりあえず今回は一通り終わって、またこのメンバーでゲームを続けようと言ってもらえて続けることになりました。シナリオ作るのはとっても好きですが、手元にいくつかdndのシナリオがあるのでそれをやろうかなー。しかし、どれもかなり長いぞ...

posted by やまざきしんじ at 10:52| Comment(0) | 日記
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