「学歴(出身学校?)なんて、何にも関係ない」とか、「学校で学んだことなんて社会で役に立たない」といったことを聞きます。
実は、この発言を聞くたびにちょっぴり嫌な気持ちになります。
というのは、この発言は”高学歴”の”ハイパフォーマー(仕事出来る人)”が言えばある種の説得力があるのですが、しばしばそうでない(というか反対の)人が言ってたりします。「マクロレベルで見れば明らかな相関があるが、個人レベルのバラツキの方が大きいため、学歴はそれほど関係ない」とは思うのですが、こういうことを言われると、「いやあなたがそれを証明してる..」と意地悪いことを考えてしまったりします。
もちろん、上記の発言自体が、その人の学歴コンプレックスの表明にすぎないので「そうですよねー」と流せばいいのですが(実際に発言としては流しますが)、心の中でわだかまりが残るあたりが人間できてません。
カナブンよりもごめんなさい。
2008年05月04日
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後者はまったく不同意ですね。「役に立っていることを認識していない」もしくは「役に立つ知識そのものが身についてない」とか…
まぁ、きるひゃーさんのいうとおり、こんな発言は大抵ルサンチマンなわけで、聞き逃すのが吉ですな。
『すべてに射矢ガール』とか通すぎ。ヤンマガで軽く見ただけなので、僕はスルーですが
人様の文章ですが、めちゃくちゃ共感できた文章なので↓引用なのです
『絶望からの出発―私の実感的教育論』
曾野綾子
人間の心を強める要素は実にさまざまなものから成り立つ。
歴史は原則と非原則を教え、語学は情報をより広い地域から収集することを可能にし、文字は計算もなにも出来ない理不尽な形で人間の心を力づける。
哲学と宗教は、あらゆる知識を結びあわせ燃え上がらせる触媒の作用をし、心理学はそれらの学問が筋道立てて考えているものの割れ目を警告する(P109)。
あ、もちろん学校で学んだことが(ほとんど)役に立たない社会も存在すると思いますよ。ごくごく少数だと思いますが。
でも、その社会に属している人は、「学校で学んだことなんて社会で役に立たない」なんてことは言わないと思いますけどね
といったことは私の周りでは理系の人よりも文系の人に多いですね。たしかに文系の人は知識を直接活かすのは難しそうです。
そいえば兄貴は哲学科卒業で会計系の仕事してました。今度会ったら聞いてみます^^;;; (←外部から見てる範囲ですが、兄貴の場合は勉強をするという習慣自体はすごく役に立ってる気がしますが)
ちなみに、ルサンチマンなんて言葉初めて聞きました。勉強になります... (wiki楽しいよwiki)